てへんに安と書く漢字には「按」があります。
この記事では、「按」の読み方を分かりやすく説明していきます。
てへんに安で「按」の読み方
「按」は音読みで「あん」と読み、訓読みは「按える」で「おさえる」、「按べる」で「しらべる」、「按える」で「かんがえる」と読みます。
「おさえる」は「抑える」、「しらべる」は「調べる」、「かんがえる」は「考える」と書くことが可能です。
「按」の意味や解説
「按」は力を加えておさえることや、撫でたり揉む行為を示す言葉です。
このような行為を表す言葉には「按摩」があり、こちらは身体を解すためのマッサージとして色々な人が利用しています。
「按」はこれ以外にも調べることや考えること、順番通りに並べることを表す時にも使うことが可能です。
個人事業主が自宅を事業場にしている場合に、生活費を経費として計算する方法には「家事按分」があります。
「按」の熟語での使い方や使われ方
・『按摩』【あんま】
「身体を揉んだり撫でて健康を増進する方法」であり、こちらは主に手を使うことから手技療法と呼ばれています。
「按摩」による施術行為は日本では法令で免許制になっており、これを取得しないと正式な仕事としてすることは不可能となっています。
・『按排』【あんばい】
「物事の様子や具合をしっかりと調べた上で、配置や処理すること」を表す言葉です。
「按排」は「按配」や「案配」と書くことが可能です。
「案配」はこれ以外にも物事や身体の具合や様子を表す時に使います。
・『按分』【あんぶん】
「基準となる数量に応じて物を分けること」を表す言葉です。
個人事業主が生活費などを経費にする時には「家事按分」という項目で分類する必要があります。
まとめ
「按」は揉むことや撫でること、並べること、考えることを表す言葉です。
「按摩」は江戸時代から様々な人が活用している施術として有名です。