この記事では、「菁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに青で「菁」の読み方
「菁」という漢字は訓読みでは「かぶ」や「かぶら」、「かぶらな」と読み、音読みでは「セイ」や「ショウ」と読みます。
「菁」の意味や解説
「菁」には「かぶ」や「かぶら」、「かぶらな」、「すずな」、「にら」、「草木の茂る様」という意味が含まれています。
「菁」は並び生えている草の象形である「くさかんむり」に青の旧字体である「靑」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「カブ」とはアブラナ科アブラナ属に分類される植物であり、「カブラ」、「カブラナ」、「スズナ」など多くの別名があります。
「菁」の熟語での使い方や使われ方
・『菁莪』【せいが】
「人材を育成すること」や「英才の育成を楽しむこと」、「多くの人材や英才」を意味する言葉です。
中国最古の詩集とされる「詩経」に収められている詩が由来であり、「菁」は茂る様、「莪」はキク科の植物アザミのことを差しています。
・『菁菁』【せいせい】
「草木などが青々と生い茂っている様」を意味する言葉です。
・『蔓菁』【まんせい】
「アブラナ科の植物かぶ/かぶらの別名」を意味する言葉です。
「菁」の名前での使われ方
・『菁川』【しげかわ】
愛知県に見られる日本の名字です。
・『天田菁莪』【あまだ せいが】
江戸時代後期の俳人であり、後に医業を営みました。
・『中山菁莪』【なかやま せいが】
江戸時代中期から後期にかけての儒者です。
・『山中菁藻齊』【やまなか せいそうさい】
江戸時代後期の画家です。
・『和田菁華』【わだ せいか】
幕末から明治時代にかけての画家です。
まとめ
「菁」は訓読みでは「かぶ」や「かぶら」、「かぶらな」と読み、音読みでは「セイ」や「ショウ」と読む漢字です。
そして、「菁」には「かぶ」や「かぶら」、「にら」、「草木の茂る様」などの意味が含まれています。