この記事では、「サンテグジュペリ」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「サンテグジュペリ」とは?
サンテグジュペリとはフランスの作家で、「星の王子さま」の著者として知られる人物です。
フランスの南東部にあるリヨンの伯爵の子息として誕生しました。
26歳で作家としてデビューしています。
代表作には「夜間飛行」や「人間の土地」などがあり、いずれもベストセラーとなりました。
パイロットとしての経験もあり、自らの体験が作品にも反映されています。
また、第二次世界大戦にも召集されており、パイロットとして参加しました。
「サンテグジュペリ」の晩年
サンテグジュペリは晩年、アメリカに亡命しています。
それはフランスのパリがナチス・ドイツによって占領されたためでした。
アメリカでの生活は、あまり楽しいものではなかったようです。
サンテグジュペリは英語を学ぼうとしなかったため、友人などもできませんでした。
また、亡命したフランス人の間でもドイツに抵抗する自由フランス派とドイツに融和的なヴィシー政権派が存在しており、どちらにも組しないサンテグジュペリは批判を浴びたりもしています。
そんな中、アメリカの出版社から童話を書いてはどうかという提案を受けて執筆したのが「星の王子さま」でした。
今でも愛され続ける名作で、200か国以上で出版され続けています。
「サンテグジュペリ」の死に様
サンテグジュペリは、亡命先のアメリカからフランスに戻り自由フランス空軍のパイロットとして偵察隊に入り戦線に復帰しました。
しかし、コルシカ島で偵察飛行を行った際、消息不明となります。
サンテグジュペリの消息は長らく不明のままでしたが、2000年代になってから搭乗機が発見されます。
それによりサンテグジュペリが戦死したことが確定しました。
享年44です。
「サンテグジュペリ」の死に様の信憑性
サンテグジュペリは乗っていた飛行機が発見されたことで戦死が確定しましたが、遺骨については見つかっていません。
2008年にドイツ軍のホルスト・リッパートというパイロットが、サンテグジュペリの飛行機を撃墜したのは自分だと名乗り出ています。
もし、サンテグジュペリだと知っていたら撃たなかったと語りました。
まとめ
サンテグジュペリは亡命先のアメリカで、代表作となる童話「星の王子さま」を書いています。
その後、フランスに戻り偵察隊として活動しますが、44歳で戦死しました。