うかんむりに貫で「實」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「實」の読み方を分かりやすく説明していきます。

うかんむりに貫で「實」の読み方

「實」という漢字は訓読みでは「み」「實(みの)る」「實(み)ちる」「さね」「まこと」「まめ」と読み、音読みでは「ジツ」「ジチ」「シ」「シツ」と読みます。

「實」の意味や解説

「實」には「(木や草になる)実」「満ちる」「内容が備わる」「本当の」「ありのまま」「まこと」「真心」「誠意」「血縁」など多くの意味が含まれています。

ちなみに、「実」「實」の略字であり、逆に「實」「実」の旧字になります。

「實」は屋根や家屋の象形である「うかんむり」に彫刻が一面に施された方形の箱と子安外の象形である「貫」を組み合わせ、「(屋内に財貨が)満ちる、行き渡る」という意味を表す会意文字として成り立った漢字です。

「實」の地名での使われ方

・『一宇實平』【いちうさねひら】
徳島県美馬群つるぎ町に所在する地名です。

「實」の名前での使われ方

・『實』【さね/じつ/みのる】
大阪府や愛知県、兵庫県、鹿児島県、熊本県に見られる日本の名字です。

もとは奄美群島の一字性であり、土地が豊かで、作物がよく収穫できる土地という意味に由来しています。

・『秋實』【あきみ】
主に宮崎県に見られる日本の名字です。
・『阿實』【あじつ/あざね】
主に宮崎県に見られる日本の名字です。
・『渥實』【あつみ】
主に宮崎県に見られる日本の名字です。

まとめ

「實」は訓読みでは「み」「實(みの)る」「實(み)ちる」「さね」「まこと」「まめ」と読み、音読みでは「ジツ」「ジチ」「シ」「シツ」と読む漢字です。

そして、「實」には「実」「満ちる」「本当の」「ありのまま」「まこと」「血縁」など多くの意味が含まれています。

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