「文句」と「愚痴」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

この記事では、「文句」「愚痴」の違いを分かりやすく説明していきます。

「文句」とは?

文句とは、相手に対する言い分や苦情のことをいいます。

相手や物事が気に入らなくて、何か言うことを表しています。

ただの不平不満といった意味で使われることもあります。

また、文句には文章中の文言という意味もあり、「殺し文句」といった使われ方もします。

それからメロディーに対する歌詞という意味で、「歌の文句」といったりもします。

「愚痴」とは?

愚痴とは、言っても仕方のないことを嘆くことをいいます。

愚痴は元々は仏教用語で、心理に暗く無恥なことを表していました。

仏教では三毒の1つとされ、人の心を悩ます根源であると考えられています。

心が愚かで、言っても仕方のないことを言いたてることを愚痴をこぼすと表現します。

「文句」と「愚痴」の違い

文句も愚痴もネガティブな感情を言葉にしています。

文句は単に不平不満という意味で使われることもありますが、相手に対する苦情や言い分があって改善して欲しいという気持ちが込められている場合が多いです。

それに対して愚痴は、言っても仕方のないことを嘆いています。

愚痴には、相手に対して改善して欲しいという気持ちはありません。

また、文句には文章中の文言という意味もあります。

「文句」の例文

・『文句ばかり言っていないでまずはやってみなさい』
・『音がうるさいと隣の人から文句を言われてしまった』
・『彼は文句ばかり言うけど具体的な提案はしてくれない』

「愚痴」の例文

・『彼女はいつも愚痴ばかり言っている』
・『親友にしか夫の愚痴はいえない』
・『お酒が入ったからか仕事の愚痴を珍しくこぼしていた』

まとめ

文句は相手に対する苦情や言い分のことで、愚痴は言っても仕方がないことを嘆くことです。

文句には相手に対して改善して欲しいという気持ちが含まれていますが、愚痴の場合には相手に改善して欲しいという気持ちはありません。

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