この記事では、「半熟卵」と「温泉卵」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半熟卵」とは?
白身は固まっていて、黄身は完全には固まっていない状態の卵のことです。
白身と黄身とで固まり具合の違いが生まれる理由は熱の伝わり方にあります。
卵は外側から殻、白身、黄身で構成されています。
沸騰した湯に卵を入れると、まず外側から熱が伝わっていきます。
白身に熱が伝わり、そして黄身に熱が伝わっていくのです。
先に熱が伝わったものの方が、熱に触れている時間が長いことになります。
白身に熱を伝えて固まってきたところで加熱をやめると、黄身にはあまり熱が伝わっていない状態になります。
これによって、この言葉が指す卵の状態になるのです。
また、ゆで卵に限らず、オムレツやポーチドエッグが完全に固まっていない状態を指す場合もあります。
「温泉卵」とは?
黄身は固まっている、あるいは半熟状態で、白身は完全には固まっていない状態の卵のことです。
黄身よりも白身の方が柔らかい特徴があります。
このような状態になる理由は、固まる温度の違いによるものです。
白身は80℃と近く、黄身は65〜70℃ほどで完全に固まります。
卵を65〜70℃ほどの湯の中に長時間つけておくと、この言葉が指す卵の状態になります。
お湯の温度にもよりますが、30分ほどつけておきます。
家庭で作ることができ、また販売もされています。
また、温泉の湯や蒸気を利用して、卵をゆでたり、蒸したりしたものも、この名で呼ばれています。
この場合、固まり具合がどうであるかは問いません。
「半熟卵」と「温泉卵」の違い
「半熟卵」と「温泉卵」の違いを、分かりやすく解説します。
白身と黄身の状態が違います。
前者は、白い部分は凝固しておらず、黄色い部分は凝固している状態です。
後者は、白い部分は完全には凝固しておらず、黄色い部分は凝固しています。
また、後者は温泉の蒸気や湯を利用して作ったゆで卵のこともいいます。
まとめ
2つの違いは、白身と黄身の状態が異なることです。