「味玉」と「煮玉子」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「味玉」「煮玉子」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「味玉」とは?

味が付いた卵を「味玉」【あじたま】といいます。

お湯で茹でた卵を調味液に入れて、表面に色が付くまで漬ける方法が一般的な作り方です。

お湯で茹でた卵の殻をきれいに剥いてから醤油ベースの調味料に丸ごと漬け込んでおくと、白身部分に色が付き、食べたとき調味料の味が口の中へほのかに染み渡ります。

この調味料は豚肉を入れて煮た汁を使う場合が多く、ほどよい脂加減と醤油の香りが付き、ラーメンの添え物として使うのに最適です。

「煮玉子」とは?

最初から水の中に調合した調味液を入れて、卵を一緒に煮て味を付けるといった調理法で作られているのが「煮玉子」【にたまご】といいます。

漬け込むのではなく、加熱して煮るといった調理法がとられているのが一番の魅力であり、一度茹でるといった手間が省けるわけです。

醤油をベースにした調味液は甘辛く、噛むほどにチャーシューのような汁が出てきます。

このように、ダシが入ったお湯の中へ卵を殻ごと入れて、色がほどよく付けば完成です。

この方法で調理すれば煮崩れを起こしにくく、中心部まで程よく味が付きます。

「味玉」と「煮玉子」の違い

「味玉」「煮玉子」の違いを、分かりやすく解説します。

肉を煮たときに出た汁へ卵が全体的に隠れるように入れて、表面にほどよく色が付いたら真ん中を切り、ラーメンの付け合せとしてのせるものを「味玉」といいます。

店ではあらかじめ卵を漬けておき、早くラーメンを盛り付けて出す際に便利という理由で殻を剥いた状態で漬け込んでおくのです。

もう一方の「煮玉子」は殻ごと調合されたお湯の中に入れて、調味液をしっかり染み込む調理法になります。

この2つの大きな違いは、冷めた状態で使うのが「味玉」で、熱を含んだまま使うのが「煮玉子」という部分です。

まとめ

卵を使った料理方法を2つご紹介しましたが、漬け込むか殻ごと煮るといった部分に違いがありますので、自分なりに調理して味や作り方を再現してみるのも学べる方法となるでしょう。

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