この記事では、「柾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに正で「柾」の読み方
「柾」は訓読みで「まさ」、「まさき」と読みます。
「柾」の漢字の意味や解説
「柾」は、「柾目(まさめ)」の意味があります。
他にも、植物の「マサキ」のことを表しています。
「マサキ(柾・正木)」はニシキギ科ニシキギ属に分類されている常緑低木、小高木のことを言います。
樹高は1mから6m程度で、樹皮に縦筋が入っています。
樹皮は薬用に利用されています。
「マサキ」は日本、中国、朝鮮半島に分布しています。
海岸付近の林で見ることができます。
「マサキ」の葉は、緑色の単葉で、低い鋸歯があります。
また、楕円形で厚く、光沢があります。
開花時期は6月から7月頃、集散花序で4弁花の薄い緑色の花が咲きます。
11月から12月頃に、実がなり、熟すと濃い赤色になります。
「マサキ」は街路樹や庭木などに利用されています。
「マサキ」の別名には、「オオバマサキ」、「コバマサキ」、「ナガバマサキ」、「ボウシュウマサキ」、「ヤクシママサキ」があります。
また、英語では「Japanese spindle」、「evergreen spindle」と表記されています。
「柾」の地名や名前での使われ方
・『柾岡』【まさおか】
・『柾本』【まさもと】
・『柾葺』【まさぶき】
いずれも名前で用いられています。
まとめ
「柾」は「木」に「正」と書きますが、「木」は音読みで「モク」、「ボク」、訓読みで「き」、「こ」と読み、「き」、「立木」、「材木」などの意味があります。
また、「正」は音読みで、「セイ」、「ショウ」、訓読みで「まさ」、「ただ(しい)」、「ただ(す)」と読んで、「まさに」、「ただしい」、「ただす」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。