この記事では、「abroad」と「foreign」の違いを分かりやすく説明していきます。
「abroad」とは?
「abroad」とは、「海外へ・外国へ」を意味する英語の副詞です。
「abroad」の語源的な意味は、「広いところへと向かう」です。
そのため、同じ「外国へ」の意味を持つ副詞である「overseas」と比べると、「地続きの外国に対しても使える」という違いがあります。
「overseas」は「海を越えて外国へ」の意味なので、「土地が続いているイタリアからフランスに行く場合」などには使えません。
「abroad」は「外国へ・外国に」までの意味を持つ副詞なので、「海外に行く」と表現する場合は「go abroad」だけで表現できます。
「go to abroad」は間違った言い方になります。
「foreign」とは?
「foreign」とは、「外国の・在外の」を意味する英語の形容詞です。
「foreign」の語源的な意味は、「屋外の・異質な」にあります。
そのため、「foreign」には「異質な・外来の・相容れない」といった別の意味合いもあります。
「foreign」は名詞の前に置いて修飾する「形容詞」としてのみ使われるので、「名詞・副詞」としての用法や文法上の配置では使うことができない特徴を持っています。
「foreign」は「外国の~」と言いたいときには汎用的に使える英語です。
例えば、「a foreign language(外国語)」や「a foreign country(外国)」などの一般的な言葉として使用されているのです。
「abroad」と「foreign」の違い
「abroad」と「foreign」の違いを、分かりやすく解説します。
「abroad」は「動詞を直接的に修飾する副詞+目的語となる名詞」です。
「foreign」のほうは「副詞・名詞」ではなくて、「名詞を修飾する形容詞」であるという基本的な品詞の違いがあります。
「abroad」は「動詞の後に置かれる配置」ですが、「foreign」は「名詞の前に置かれる配置」になる点も異なっています。
「外国(海外)に行くは、副詞の「abroad」なら「go abroad」だけで伝えられます。
「foreign」の場合は、「go to a foreign country」と「to」で行き先を指定する必要があります。
「abroad」の例文
・『My family will live abroad from next year』
(私の家族は来年から海外で生活する予定です)
・『I’ll go abroad when I save up money enough』
(お金が十分に貯まったら海外に行きます)
「foreign」の例文
・『I have never been to a foreign country』
(私はまだ外国に行ったことがありません)
・『I can’t agree with that foreign policy』
(私はその外交政策には同意できません)
まとめ
英語の「abroad」と「foreign」の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「abroad」と「foreign」の違いについてリサーチしたい場合は、この記事の説明を参考にしてみてください。