「ハナミズキ」という花をご存知でしょうか。
「ハナミズキ」は、北アメリカ東部やメキシコ北東部が原産であり、ミズキ科サンシュユ属の落葉樹です。
「ハナミズキ」はアメリカでも親しまれており、州花にしている州もあります。
4月~5月にかけて可愛らしい花を咲かせますが、秋になると紅葉するため長く楽しむことが出来ます。
そのため、シンボルツリーとしても人気を集めています。
また、花のように見えるものは、実は花ではなく総苞片と呼ばれる葉です。
総苞片が白やピンクに色づくため、花のように見えているのです。
本当の花は、総苞片の中央にある小さな黄緑色の部分です。
今回は「ハナミズキ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ハナミズキ」の花言葉
「ハナミズキ」の花言葉は、基本的には「私の想いを受けてください」「返礼」という意味が有名です。
情熱的でありながらも、温かくどこか謙虚なイメージの意味ですね。
また、「永続性」という意味もあります。
ゆっくりでありながらも着実に成長していく「ハナミズキ」にぴったりです。
「私の想いを受けてください」
相手に自分の愛情を伝えたい時にいいでしょう。
実際に19世紀後半では、独身男性が想いを寄せる女性に贈る花として「ハナミズキ」が流行したそうです。
「返礼」
相手に何かしてもらい、お礼がしたい時にぴったりの意味合いです。
「ハナミズキ」の絵が添えられたメッセージカードで、お礼を伝えるのも素敵ですね。
「永続性」
これからも変わらない気持ちを伝えたい時におすすめです。
シンボルツリーとして、庭で育てるのもいいですね。
「ハナミズキ」の花言葉の由来
「私の想いを受けてください」「返礼」という意味は、日米間の話が由来となっています。
1912年に東京市長尾崎行雄氏が日米友好を願い、ソメイヨシノの苗をワシントン市に贈りました。
その3年後にお礼に日本にハナミズキが贈られました。
親善とお礼の気持ちから付けられた意味だと言われています。
「ハナミズキ」の豆知識
「ハナミズキ」にまつわる話として、あるキリストの伝説があります。
「ハナミズキ」は昔、太くしっかりした幹でした。
そのため、イエスキリストを磔にする十字架の材料にされてしまいます。
「ハナミズキ」は嘆き、深く悲しみます。
すると、復活したキリストが現れ、「もう二度と十字架にされないように」と「ハナミズキ」を曲がった幹の細い木にしたそうです。
キリストに感謝した「ハナミズキ」は、総苞片を十字架の形に、花はキリストの冠の形に、実をキリストに流れる赤い血の色に変えたそうです。
そして今でも、キリストの慈悲深さを人々に伝えていると言われています。
まとめ
「ハナミズキ」は贈るだけでなく、自分で育てて季節を楽しむのもおすすめです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。