「キケマン(ツクシキケマン)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「キケマン(ツクシキケマン)」は、ケシ科「キケマン」属の越年草です。

日本固有種で、中国地方、九州地方に分布し、海岸や低地の草地や荒れ地に生育します。

花は黄色で、果実は莢に一列に並び、外からも凹凸が分かります。

花期は3月から6月です。

今回は、「キケマン」の花言葉について解説します。

「キケマン(ツクシキケマン)」の花言葉

「祈りある生活」「寂しさに耐える」があります。

悪い意味ではありませんが、少々侘しい印象になるため、相手の性格を考えて贈ると良いでしょう。

「祈りある生活」

「キケマン」とは「黄華鬘」を意味しますが、これは仏教で仏殿を飾るための荘厳具を指します。

傍らに「キケマン」が生えていれば、毎日仏殿で祈るのと同じような気分になれるという意味で、この花言葉が付きました。

信心深く慎みのある生活を続ける友人に贈るのに向きます。

具体的な信仰を持っていなくても、先祖や自然の恵みなどに、感謝しつつ生きる人にも良いでしょう。

自宅に植えて、清浄な気分を保つのにも役立ちます。

この花言葉が合わないのは、自分の力だけを信じるパワフルな人です。

受け容れられるのは、もう少しパワーダウンした後でしょう。

「寂しさに耐える」

「キケマン」は、全草にアルカロイドのプロトピンを含む毒草です。

この花言葉は、人が寄りつかない性質から連想されたものです。

寂しがっている人というよりも、それに耐えて暮らしている人と解釈できます。

知り合いの多い土地を離れ、独りで暮らしている友人に贈るのに向く花言葉です。

家族と暮らしていても、そのうちの誰かを失った人なら意味は合います。

贈る際は共感の姿勢が大切で、殊更に「元気を出さなければいけない」と言っても、押しつけになるだけです。

この花言葉が合わないのは、意図して会う相手を減らしている人です。

寂しそうに見えたとしても余計な事で、引き替えに得られるものも理解しており、結構本人は充実しています。

「本当は寂しいのでは。

友達は多い方が良いに決まっている。

もっと人がいるところに積極的に参加しなきゃ」
と、しつこく絡めば、あなたも「連絡を絶たれる側」に入れられるでしょう。

「キケマン(ツクシキケマン)」の豆知識

「キケマン」属には、類似した品種があります。

今回の「ツクシキケマン」の他、「キケマン」「ミヤマキケマン」「フウロケマン」がよく似ています。

種子の付き方が見分けるポイントです。

なお、「ツクシキケマン」は、九州の古名である「筑紫」に見られる「キケマン」という意味で付いたものです。

まとめ

野に咲く「キケマン」は、目を惹くものです。

花言葉を知っていれば、その性質にも興味が向くでしょう。

風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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