糸へんに段で「緞」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「緞」の読み方を分かりやすく説明していきます。

糸へんに段で「緞」の読み方

「緞」という漢字は音読みで「ドン」「タン」「ダン」と読み、訓読みでの用法はありません。

「緞」の意味や解説

「緞」には「厚地の絹織物」「毛織物」という意味が含まれています。

「緞」はより糸の象形である「糸へん」「段」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「緞」の熟語での使い方や使われ方

・『絨緞』【じゅうたん】
「床の敷物などに用いられる厚手の毛織物の総称」を意味する言葉です。

・『緞通』【だんつう】
「地糸に麻、綿、羊毛などを織り込んだ敷物用の厚手の織物」を意味する言葉です。

・『緞子』【どんす】
「ねり糸で織られた地の厚い光沢のある絹織物」を意味する言葉です。

・『緞帳』【どんちょう】
「模様入りの厚手の幕」を意味する言葉です。

・『絹緞』【けんどん】
「服地やこうもり傘の地などに用いられる地が厚手で密な絹紬の一種」を意味する言葉です。

・『花緞子』【かどんす】
「花文様を織り出した緞子」を意味する言葉です。

・『金襴緞子』【きんらんどんす】
「金襴や緞子」「高価な織物」を意味する言葉です。

・『絨緞爆撃』【じゅうたんばくげき】
「目標の地域に絨緞を敷き詰めるかのように、一面隙間なくバク敵をすること」を意味する言葉です。

・『東洋段通』【とうようだんつう】
「日本、中国、インド、トルコ、イランなどで織られている緞通の総称」を意味する言葉です。

・『珠光緞子』【じゅこうどんす】
「縹色の地、渋い萌黄色、唐草と竜、宝尽くしを細かく織り出したのが特徴の緞子で名物切の1つ」を意味する言葉です。

室町時代の茶人である村田珠光が足利義政から受領したと云われています。

まとめ

「緞」は音読みで「ドン」「タン」「ダン」と読む漢字です。

そして、「緞」には「厚地の絹織物」「毛織物」という意味が含まれています。

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