木へんに知で「椥」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「椥」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに知で「椥」の読み方

「椥」という漢字の音読みはありません、訓読みは「なぎ」です。

「椥」は中国には存在していない漢字で、日本で独自に生み出された「国字」になります。

「椥」は国字であるため、中国の漢字の読み方から派生している音読みがないということになります。

「椥」は植物名・樹木の名前として用いられるときには、訓読みで「なぎ」と読むことができます。

「椥」は植物名としては、「梛(なぎ)」の同義語として解釈されます。

「椥」の漢字の意味や解説

「椥」という漢字は、「マキ科ナギ属に分類される高さ約20メートルにまで生長する常緑高木」を意味しています。

「椥」は温暖な気候に適応して自生する雌雄異株のマキ科の常緑樹であるため、関東地方が北限になっています。

「椥」「凪(なぎ)」と同じ読みを持っていることから、「椥」の葉っぱが船乗りのお守りとして使われてきた歴史もあります。

「椥」の例文や地名での使われ方

・『椥(なぎ)は梛(なぎ)と書き換えても同じマキ科の常緑樹を意味していて、凪(なぎ)と同じ音であることから海難防止のお守りにされていました』
・『椥は古代から続く熊野信仰において神木の位置づけにされています』
・『今熊野椥ノ森町』【いまぐまのなぎのもりちょう】
「京都府京都市東山区に実在する地名」です。

・『椥辻中在家町』【なぎつじちゅうざいけちょう】
「京都府京都市山科区に実際にある地名」となります。

・『椥辻番所ケ口町』【なぎつじばんしょうがぐちちょう】
「京都府京都市山科区に実際に存在している地名」を意味しています。

山科区には「椥辻〜」という古来からの地名が多く残されているのです。

まとめ

この記事では、木へんに知と書く「椥」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「椥」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の内容をチェックしてみてください。

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