使い方が難しい敬語があると、戸惑うものです。
「今一度気を引き締めて」の意味と使い方を見ていきましょう。
「今一度気を引き締めて」とは?
「今一度」とは「もう一度」という意味があります。
古風な言い方で、上品に「繰り返し」を伝えたい時に引用されています。
「気を引き締めて」は「気を引き締める」の変化した言葉です。
緊張感をもって業務にあたること、集中して作業に取り組むことを含んでいます。
そのため「今一度気を引き締めて」で、もう一度たすき掛けをして真剣に取り組むことを述べています。
督励したい時のフレーズといえるでしょう。
「今一度気を引き締めて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
気持ちを奮い立たせたい、あるいは部下のやる気を引き出したい。
このような時の表現が「今一度気を引き締めて」にあたります。
「今一度」は再スタートを匂わせる表現で、中だるみしてきた所にもう一度カツを入れるという役割があります。
初心を忘れずに取り組みたい、このように言いたい時に使用するといいでしょう。
取引先に熱量の高いことをアピールしたい時、あるいは後輩の熱意を上げたい時に使っていきましょう。
「今一度気を引き締めて」を使った例文
・『今一度気を引き締めて、取り組んでまいります』
・『今一度気を引き締めて、業務にあたっていきましょう』
「今一度気を引き締めて」の類語や言い替え
似ている言い方に「褌を締め直す」があります。
「褌」は「ふんどし」と読みます。
仕切り直して取り掛かることを表現しています。
ただ女性の中には「褌」という言い方に、抵抗を感じる方も。
配慮しながら使用していきましょう。
言い替えの表現に「緊張感を持って」や「精進してまいる所存」「気持ち新たに」があります。
例えば「緊張感を持って、取り組んでまいります」と使います。
まとめ
「今一度気を引き締めて」を解説しました。
今さら聞きにくいビジネス敬語を学んで、敬語力を引き上げていきましょう。
