「並びに及び」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「並びに及び」とは?
これは、二つの類似した言葉で構成されたものです。
「並びに」も「及び」も、二つの「もの」や「こと」を並列で述べるような場合に使用されます。
つまり、「〜と」と同じような意味であり、英語にすれば「and」と同等の意味を持つのです。
たとえば、「A並びにB」と「A及びB」は、どちらも同じような意味になります。
つまり、どちらも「AとB」ということを表現した内容になっているのです。
ただし、これを組み合わせて「並びに及び」とする使い方は適切ではありません。
これは同じような意味の言葉を重複して用いた表現になってしまうのです。
そのため、それぞれ単独で使用するように注意するとよいでしょう。
これらのことから、この言葉が二つの類似した言葉で構成されたものだと分かるのです。
「並びに及び」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある会議で参加者に向けて伝達したい内容があったとします。
そしてその伝達先は、お客様と自社の参加者達を含んでいたのでした。
このようなケースで、「お客様並びに及び当社の参加者に向けて、お伝えしたき事項がございます」と伝えるとどうでしょう。
これでは少し不自然で、意味の分からない表現になってします。
この言葉を使うときは、「並びに及び」の表現方法に注意するべきです。
これは、「並びに」または「及び」を単独で使用するべきものになっています。
そのため、組み合わせて使用するようなものではないと認識するべきなのです。
また、「○○と○○」という言葉で、シンプルに置き換える方法もあります。
このように、同じような内容であっても、少し違う形で言い表せます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「並びに及び」を使った例文
ここでは例文として挙げていますが、「並びに」と「及び」は単独で使用するように言い換えるとよいでしょう。
・『A社並びに及びB社』
・『お客様並びに及びご参加者の皆様』
・『役員並びに及び参列者の方々』
「並びに及び」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「並びに及び」の類似表現
たとえば、「〜と」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「並びに及び」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「並びまして」や「及びまして」に言い換えできます。
まとめ
このように、これが二つの類似した言葉で構成されたものになっていると分かります。
ビジネスで使う場合は、意味が重複しないように言い換えて使用するとよいでしょう。