「先だって」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

今さら同僚に聞きにくい敬語もあるもの。

「先だって」の適切な使い方を見ていきましょう。

「先だって」とは?

ビジネスメールなどで見かける「先だって」「さきだって」あるいは「せんだって」と読みます。

「先日は」と同じように過去の出来事を指す時、あるいは「前もって準備する」という意味合いで「早めに」と同じ感覚で使われています。

「先だって」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

友達との会話には出てこない「先だって」

過去のある時をあらわす、あるいはこれからに備えて用いる、2つの意味合いがある表現です。

これまでのやり取りによって、大きく意味合いが変わってくる表現なので心得ておきましょう。

「先日はありがとうございました」と同じようにお礼文で用いるほか、あらかじめ用意しておきたいことに言及する時に用いられています。

シーンに応じて訳し方が変わるので、聞き手に正しく伝わるよう気を付けておきましょう。

「先だって」を使った例文

・『先だっては弊社のスタッフが、大変お世話になりました』
・『打ち合わせに先だって、温かいコーヒーを準備しておいてください』

「先だって」の類語や言い替え

「先だって」と似ている言い回しに「先駆けて」があります。

周りの人や企業よりもいち早く、新しいことを行うという意味があります。

草分け的な存在、パイオニアが「先駆けて」にあたります。

「世界に先駆けて、特許を取得いたしました」と引用します。

言い替えの表現に「先日は」「先んじて」があります。

過去をあらわす際は「先日は」を、未来について示す時は「先んじて」を取り入れていきましょう。

「先んじて」「あらかじめ」と同じ意味があります。

それぞれ「先日はありがとうございました」そして「講演会に先んじて、マイクのご準備をお願いします」と用います。

まとめ

「先だって」を解説しました。

過去をあらわす時、そして未来について語る時、2パターンの意味があります。

正しく伝わるよう言葉を補いながら、適切に用いてみてください。

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