「プリムローズ」は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
「プリムラ・ブルガリス」の学名でも呼ばれ、「プリムラ」の野生種の1つです。
ヨーロッパ原産で、開けた森や落葉樹林下の他、牧草地や線路にも生育します。
花は花弁5枚に分かれ、花色は白から淡黄色、白から紫ですが、通常淡い黄色です。
花期は3月から5月です。
今回は、「プリムローズ」の花言葉について解説します。
「プリムローズ」の花言葉
「少年時代」「青春」といいます。
いずれも良いイメージのある言葉で、思い出を共有する友人などへ贈るのに向きます。
一方、「子供っぽい」「未熟だ」という意味にもなるため、相手は選びましょう。
「少年時代」
「プリムローズ」が春に、他の花に先がけて咲く様子から付いた花言葉です。
人生を1年に喩えると、春は少年の時代という意味です。
少年、少女だった時代を覚えているでしょうか。
楽しく過ごした記憶ばかりの人もいれば、辛い記憶が多かった人もいるでしょう。
大人になってみれば、何という事もない悩みも、子供の狭い世界では逃れようのない大きな壁です。
「それが成長の糧になった」という場合もありますが、単に心の傷になったり、大事な成長の機会を逃したという場合もあります。
つまり、少年時代は一括りに出来る訳ではなく、既に苛酷な人生が始まっていると考えるのが丁度良いでしょう。
少年時代を共に過ごし、楽しい思い出を共有している友人や、そのまま結婚した配偶者へ贈るのに向く花言葉です。
「青春」
こちらも春に咲くイメージから付いた花言葉です。
時期としての思春期頃というよりも、春の明るく楽しいイメージと、青春の心躍るイメージを合わせたものです。
青春は年齢に限りません。
心が沸き立ち胸躍るような新しい挑戦を続ける人は、いつまでも青春の中にいるようなものです。
それを端から「いい歳してみっともない」というのは、「口うるさい教師ポジション」として、既に青春劇場へ参加させられています。
青春の延長戦の中にいるような、若々しい人へ贈るのに向きます。
青春を共有した友人へ贈り、昔話に花を咲かせるのも良いでしょう。
「プリムローズ」の豆知識
「プリムローズ」の学名「プリムラ・ブルガリス」は、「プリマ(1番)」「ビロラ(花)」「ブルガリス(広く普及した)」という意味で、「一般的な春一番に咲く花」という名です。
「プリムラ」や「サクラソウ」の別名として扱われる事もあるため、混同を避ける時は「プリムラ・ブルガリス」と呼ぶ必要があります。
まとめ
「プリムローズ」はヨーロッパの野の花です。
旅行中見かけた時、花言葉を知っていれば、より親しみを感じられるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。