「スイバ」はタデ科「スイバ」属の多年草です。
北半球温帯に広く分布し、日本では北海道から九州の、やや湿った日当たりの良い場所であれば、土手や田畑、人家の近くにも生育します。
雌雄異株で雄花は黄色と淡紫、雌花は淡紅紫の花穂をつけ、花期は5月から8月です。
今回は、「スイバ」の花言葉について解説します。
「スイバ」の花言葉
「親愛の情」「愛情」「忍耐」があります。
良い意味ですが、恋愛を連想させる言葉があるため、贈ったり手渡したりする時は誤解されないよう気を付けましょう。
「親愛の情」
多く花を付け群生する様子は、まさに大家族で、この花言葉のイメージと合います。
好ましく思う相手や、親族に贈るのに向く花言葉です。
ファミリー向けの商品イメージにも合います。
家族と歩く時、道端で「スイバ」を見かけたら、ちょっと話題にするのも良いでしょう。
親しい人向けの花言葉のため、関係の浅い間柄の人には合いません。
「愛情」
花が寄り集まった姿、人間のように雌雄の花があること、葉や茎が食べられ人間を喜ばせるところなどからイメージできます。
恋人や配偶者などに贈るのに向く花言葉です。
愛情溢れ、人を助ける事が生きがいの友人と、たまには童心に返って齧ってみるのも良いでしょう。
恋愛を強く想像させるため、異性に贈る時は誤解されないよう気を付けましょう。
贈り物にする事はなくても、話の流れで摘んで渡す可能性はある植物です。
「忍耐」
どこにでも生え、冬にも枯れない強靱な性質から付きました。
ちょっとの事では音を上げず、何事も成し遂げる友人や同僚などに向く花言葉です。
この花言葉が向かないのは、役に立たない部分で我慢する人です。
そういう人を褒めると、迷惑を助長する事になるので慎みましょう。
「スイバ」の豆知識
「スイバ」は「酸葉」と書き、葉や茎を噛むと酸っぱい味がする事が名前の由来です。
この酸味はシュウ酸などの成分で、処理せず生で食べ過ぎると胃腸炎など健康被害が出ます。
童心に返って多少噛んでみる時は少量にしておきましょう。
「スイバ」には、茎をポンと折って食べられる酸っぱいものという事で、「スカンポ」の別名が付いていますが、そちらは「イタドリ」の別名とも重複します。
その他、スイッパ、ショッパグサ、スイスイグサなど総数で200を超える方言がある、身近な存在でした。
日本でもヨーロッパでも、古くから様々な料理に使われていました。
まとめ
「スイバ」を小さい頃食べた事がある人もいるでしょう。
花言葉を知れば、新しい一面に気付けるかも知れません。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。