「デイゴ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「デイゴ」はマメ科デイゴ属の落葉高木です。

別名は「エリスリナ」「ムニンデイゴ」「ビーデビーデ」「南洋桜」など。

沖縄県を代表する花のひとつであり、また沖縄県の県花でもあります。

4〜6月になると炎のような独特な形の、真っ赤で鮮やかな花を咲かせるのが特徴。

なお開花の具合については年ごとの差が大きいですが、「デイゴ」の花が見事に咲けば咲くほど台風に多く見舞われやすいという言い伝えがあります。

これは平成初期に大ヒットしたTHE BOOM(ロックバンド)の代表作「島唄」にも歌われているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

ちなみにごくまれにアメリカデイゴ(アメリカデイコ)と混同されることがありますが、こちらは鹿児島県の県木。

アルゼンチン、ウルグアイの国花でもあります。

「デイゴ」の花言葉

「デイゴ」の花言葉は「夢」「生命力」「活力」「和」です。

「夢」はその花の鮮やかな様から、「生命力」「活力」は根を力強く生やす様から、「和」はたくさんの花びらが美しい花を形作っている様からきていると言われています。

沖縄県、奄美群島、小笠原諸島といった限られた地域でしか見られない花であるうえ、市場での取り扱いも少ないので残念ながら一般的なギフトには向かないでしょう。

そのうえ庭木としても不向きです。

力強く張った根が建物に被害を与えることさえあるため、沖縄では「やしきこーさー(屋敷壊さー)」と呼ばれることもあります。

しかし花言葉はどれも県を代表するに相応しい、希望あふれるポジティブなもの。

沖縄で「デイゴ」を見る機会があれば、ぜひこの素敵な花言葉を思い出してみてください。

「デイゴ」の豆知識

「デイゴ」は主に街路樹、公園樹、公共施設の植え込みなどに利用されます。

またその木材は柔らかく加工しやすいので、漆器の材料や家具材などとして使われているようです。

加えて琉球大学では、合格電報にサクラサクではなくデイゴサクという表現が使われています。

ただ美しいだけでなく、人々の生活や文化、街の風景にもよくなじんでいる……それが「デイゴ」という花なのです。

まとめ

「デイゴ」はマメ科の落葉高木です。

沖縄県、奄美群島、小笠原諸島に自生していますが、沖縄を代表する花および沖縄県の県花として主に知られています。

花は4〜6月に咲く、炎のような形の真っ赤なもの。

花言葉は「夢」「生命力」「活力」「和」です。

一般的な贈り物や庭木などには向きませんが、沖縄では街路樹や公園樹などとしてもその姿を見ることができます。

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