「レンギョウ」はモクセイ科「レンギョウ」属の総称です。
単一種を指す場合もあります。
中国原産で、古くから日本も知られており、江戸時代に栽培の記録があります。
花は黄色で花弁が4枚つき、花期は3月から4月です。
今回は、「レンギョウ」の花言葉について解説します。
「レンギョウ」の花言葉
「希望」「期待」「情け深い」「戸惑い」などがあります。
少し意味深な言葉がありますが、総じて良い意味が揃います。
贈り物や春のお祝いの場に向く花言葉です。
「希望」
「レンギョウ」が、春の年度替わりという、希望に満ちた時期に咲く事から付いた花言葉です。
もう1つの由来としては、彫刻家で詩人の「高村光太郎」が、「レンギョウ」を好んだ事によります。
彼の命日は4月2日で、告別式では丁度花期だった「レンギョウ」の枝が棺に置かれました。
彼は代表作『道程』において「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出來る」と記しましたが、これを「未来への希望」と解釈しても花言葉の意味に合います。
同じ由来で「希望の実現」、彼の妻に関する「遠い記憶」、作品への姿勢から「集中力」という花言葉も付いています。
卒業式のディスプレイに向く花言葉です。
「期待」
こちらも、「レンギョウ」が年度替わりに咲くイメージから付いた花言葉です。
人間の世界だけでなく、これから生命溢れる暖かい季節が訪れるというイメージでも合います。
進学や就職、起業など、新しい事を始めた人へ贈るのに向く花言葉です。
実力を見せ始めた後輩にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、目上の人です。
能力に対しては上から目線になり失礼で、褒賞の類を期待しているなら図々しく、いずれも良い印象を与えません。
「情け深い」
「レンギョウ」は生薬として利用され、解熱から消炎、鎮痛など、辛い症状に効くとされます。
この性質を、情け深い人に喩えた花言葉です。
困っている人を助けずにはいられない人へ贈るのに向きます。
スマホの待ち受けにして、情け深さを常に心がければ、困った人が出た時に躊躇わず動けるでしょう。
「戸惑い」
「レンギョウ」が年度替わりの頃に咲く事から、新しい環境で不安な気持ちになっている人をイメージした花言葉です。
不安そうにしている新入生や新入社員を迎える入学式や入社式のディスプレイに向きます。
まとめ
「レンギョウ」は明るく美しい花です。
花言葉を知れば、より楽しく明るい気分になれるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。