「ご不便をおかけします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ご不便をおかけします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご不便をおかけします」とは?

「ご不便をおかけします」は、このように使う相手にとって普段と何らかの違いがあるため、それによって迷惑をおかけします、という意味で使う表現になります。

例えば、普段は二基稼動しているエレベーターがメンテナンスのために一基しか動いていないという状態の時に、「エレベーターが一基しかなく、ご不便をおかけします」と使うという具合です。

基本的にはこのように、一時的に相手に迷惑になってしまっていることに対してのお詫びとして使うことになりますが、「このような遠い所までおいでいただくことになりまして、ご不便をおかけします」などという用い方をすることもできます。

ですが、そのような場合は「ご足労」を言い替えた方が適しており、あまり一般的な使い方ではありません。

「ご不便をおかけします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご不便をおかけします」は、一時的にせよ、何かしらの迷惑をかけることになったことへのお詫びになりますが、そのためにこうして欲しいといった内容と共に用いられることも多いです。

例として、高速道路が工事中といった場合に、「工事の影響で○○~△△の間で車線規制を行っており、ご不便をおかけします。

当区間では混雑が予想されますので、迂回ルートのご利用もご検討ください」
などという使い方で、それによって少しでも迷惑が解消されればといった用い方になります。

口語でも使われることができますが、そのような代替案も含めて文章にして用いることが多く、BtoCでお客様になる対象に迷惑がかかってしまうという時にもよく使われています。

「ご不便をおかけします」を使った例文

・『天候不順のため、お届けまでにお時間がかかってしまい、ご不便をおかけします』
・『25時より2時間ほどシステムメンテナンスを行います。ご不便をおかけしますが、終了までお待ちください』

「ご不便をおかけします」の類語や言い替え

・『ご迷惑をおかけします』
そのまま「ご迷惑」としても意味が変わることはなく、同様の使い方をすることができます。

こちらの場合、一時的ではないことでもそれが相手にとって迷惑になると思えば使うことができるので、「ご不便をおかけします」より少し広く用いることができる表現です。

まとめ

「ご不便をおかけします」は、一時的に普段とは違ってその相手に迷惑になってしまうといった時に使うお詫びのための表現になります。

それ以外の場面ではほとんど使うことはなく、そのためにどのようにして欲しいといった代替案などと一緒に用いられることが多いです。

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