何らかの心配事がある時などに、「懸念されております」はよく使われる表現です。
トラブルにも関わるこの言葉の正しい使い方や、間違わない言い換えについてご紹介します。
「懸念されております」とは?
不安で気がかりな状態を表している「懸念」を用い、現在や近い未来に心配があることを意味する表現です。
「懸念されております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
今のところは大丈夫であっても、近い未来や今すぐの問題が起こりそうな状況は不安の種でしかありません。
そうした身近なところや社会的に、何らかの心配がある時に「懸念されております」が用いられることになります。
この表現を使う場合は、どうして懸念されているのかについて説明しなければいけません。
例えば老朽化した施設の不安、対人関係のトラブルの心配、会社の経営の問題発生などがあります。
誰が懸念しているかについても、含める必要があるかも知れません。
「懸念されております」を使った例文
・『対策が追いつかないため、問題の拡大が懸念されております』
・『施設の老朽化が懸念されておりますので、今後の対応が不可欠です』
「懸念されております」の類語や言い替え
「危惧されております」は、これから良くない状態になることを危ぶみ怖れることを表す「危惧」を用いて、似た意味になる表現です。
「心配されておりますは、先行きを気にして悩むことを表す「心配」を用いて似た意味としています。
「不安が高まっています」は、気にかかって落ち着かないことを意味する「不安」が、大きくなっていることを表す言い方です。
まとめ
今後に対して心配なことがある状況を言い表すのが、「懸念されております」という表現なのでした。
これを用いる時には何故懸念されているか、誰にとって問題かを説明する必要があります。
言い換えをする場合には、懸念を危惧や心配に入れ替えてみるなどが適切でしょう。