この記事では「長きにわたり」という言葉について説明していきます。
「長きにわたり」とは?
長年の間と言う意味で、人それぞれの観点とは言えるものの、会社や店舗では3年まででは使いにくい言葉と言えます。
10年を超えた場合は問題なく使用できます。
「14年の長きにわたり」というように前にたとえば創立からの年をつけて使うことができます。
対象になるのは入社からの年月、発売からの年月、創立や設立からの年月などで、使うシーンはその年月に対して感謝を示すという事が挙げられ、一定の記念で行われることもあれば、店が閉店するという際の感謝の挨拶で使われる言葉となります。
「長きにわたり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
勤続20周年を祝うというケースでは「20年の長きにわたり」でも「長きにわたり」でも伝わるケースであるといえます。
会社ホームページでは「創業から長きにわたり」とするのがベターで「創業から32年の長きにわたり」としてしまうと毎年数字を改定しないといけない自体になってしまいます。
プレスリリースでも販売期間の長さを伝えるために使うことがあります。
接客ではあまり使われることがない言葉で、店が閉店した際「長きにわたりご愛顧いただきありがとうございました」という張り紙という使用ケースはあります。
「長きにわたり」を使った例文
・『15年の長きにわたりありがとうございます、これからよろしくお願いします』
勤続や設立15年という祝いの場での挨拶での使い方です。
・『1956年から長きにわたりかまぼこを製造してきました』
かまぼこの会社でのホームページなどの自己紹介での例文です。
・『長きにわたり多くの皆様に愛されてきた機種のフルモデルチェンジにあたり、走行性能の向上を目指しました』
バイクなどでのプレスリリースの例文です。
「長きにわたり」の類語や敬語での言いかえ
「長い間」「長期間にわたって」「長年」「ずっと」などが類語として挙げられます。
「長きにわたり」の類似表現
「長い間」は意味は最も近いですが、表現的な華が長きにわたりという言葉にあるといえます。
「長きにわたり」の敬語表現
基本的に自分の側が発する言葉でありますが、敬語としても「長きにわたり尽力してくださった」のように問題なく使うことができます。
「長きにわたり」の返答や返信例
感謝の挨拶で使う場合はねぎらいの言葉を最終的に返しますが、すぐに返す言葉でもないといえます。
まとめ
長きにわたりという言葉は長年という意味合いになり、週刊の漫画連載が約13週刻みで終わるからといって130週では長きにわたりとは言い難く、早くて3年程度から使える言葉と言えます。