「仰せつかりました」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「仰せつかりました」とは?
これは、指示や命令を受けたことを言い表した言葉です。
「仰せつかる」とは「言いつかる」を尊敬語にしたものです。
そして「言いつかる」は、「言いつけられる」という受動表現が変化したものと言えます。
つまり、誰かから「言いつける」という行為を受ける様子を「仰せつかる」という言葉で言い表しているのです。
そしてこれは、「指示される」や「銘じられる」という意味を持ちます。
なお、ここでは語尾に丁寧語を加えています。
このようにすると、相手に丁寧な印象を与える言葉遣いになるのです。
これを過去形にして組み合わせたのが「仰せつかりました」という言葉になっています。
これらのことから、「仰せつかりました」が、指示や命令を受けたことを言い表した言葉であると分かるのです。
「仰せつかりました」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、先輩から質問を受けたとします。
それは、今実施中の仕事は誰の依頼にもとづくものかという内容の質問になっていたのでした。
このような状況で、「この仕事は、部長より仰せつかりました」と言うとよいでしょう。
これによって、部長から命じられた仕事であるということを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「仰せつかりました」の表現方法に注意するべきです。
これは「言いつかりました」とすれば尊敬語を使わない形になります。
また、「命じられました」や「指示されました」のような類似表現で代替するような方法もあるのです。
このように、同じような意味でも、少し印象の違う表現に置き換えて使用できます。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「仰せつかりました」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に加える言葉次第で、それぞれ印象の違う表現にできるのです。
・『部長より仰せつかりました』
・『先月お客様から仰せつかりました』
・『この件は確かに仰せつかりました』
「仰せつかりました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「仰せつかりました」の類似表現
これの類似表現として、「命じられました」が挙げられます。
「仰せつかりました」と「命じられました」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「仰せつかりました」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「言いつかりました」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、指示や命令を受けたことを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
