この記事では、「貴重」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「貴重」という言葉の意味
「価値や身分などが高い」ことを表す「貴」という語と、「大切にする」や「おもんじる」などと言う意を持つ「重」という語を組み合わせた「貴重(きちょう)」という言葉は、他の物が持っていない特徴や、それだけにしかみられない大変価値のある様子などを示す言葉で、きわめて珍しい大切な物や事柄などを指して用いられている文言になります。
「貴重」という言葉の1つ目の意味は、「とても得がたい物である」です。
2つ目は「他にはない高い価値がある」などという意味合いで使われています。
「貴重」の類語や言い換え
「貴重」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『虎の子(とらのこ)』
虎が自分の子供を非常に大切に守り育てるさまから使われ始めた言葉で、「もっとも大切で手放さないもの」や「秘蔵の」などを示す表現になります。
・『値千金(あたいせんきん)』
千金に値するほどの値打ちがあることを示す言葉で、「非常に価値のある」さまや「きわめて大きな価値や意義などを持つ」様子などを表す文言です。
・『めったにない』
ある事柄がほとんど行われないさまを表し、「存在などがとても稀な」さまや「出会うことが珍しい事象」などを指して使われる文言です。
・『目ぼしい』
「目当て」や「見込み」などを意味する「目星(めぼし)」の形容詞表現で、「特に目だっている」さまや「値うちがありそうな」様子などを示す表現になります。
「貴重」の類義語
「貴重」の類義語は以下の通りになります。
・『千載一遇(せんざいいちぐう)』
千年に一度あるかないかのめったにないような良い機会である状態を表し、「絶好のチャンス」や「またとない機会」などを表す言葉になります。
・『希少(きしょう)』
数や量などが少なくて珍しい物を指して使われる言葉で、「大変入手しにくい物」や「きわめてまれな事象」などを対象に用いられる文言です。
・『ドル箱』
元々は明治期に使われていた千両箱をもじった言葉で、転じて「多くの利益をもたらす人や商品」などを表す文言になります。
・『由緒(ゆいしょ)ある』
「物事の始まり」や「今に至るまでのいきさつ」などを表す言葉で、現在に至るまでの長くて立派な歴史という意味合いで用いられる文言です。
まとめ
今回は「貴重」という言葉について紹介しました。
「貴重」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
