中東の二大メガシティ住むならどっち?この記事では、「ドーハ」と「ドバイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドーハ」とは?
『ワールドカップカタール2022』が開催された事で昨今では街並みを知っている方も多いのではないでしょうか。
カタール国の首都であり、人口は64万人程度です。
ワールドカップが終了したため建設特需もひと段落したのは間違いなくピーク時には200万に迫る外国人労働者が滞在していたとされます。
典型的なアラビア半島沿岸部の気候で夏には気温が50度近くまで上昇すると言われるもの、ワールドカップ開催によりインフラ整備がされ屋内では冷房が完備されており、快適に過ごす事ができるでしょう。
「ドバイ」とは?
アラブ首長国連邦の中核都市かつ最大都市であり、人口330万人を誇る中東最大の都市であると言っていいでしょう。
首長国連邦であり連邦首都はアブダビになります。
しかし特筆すべきはドバイは単一都市で形成された首長国である事でしょう。
言い換えれば都市国家、事実上国として成立しているとも言えます。
2000年代以降はリゾート開発が進んでおり、世界中のセレブがジャンルを問わず集まる事で有名でしょう。
ハリウッドのスターがバケーションを楽しんだり、サッカーのメガクラブや代表チームが本格的な合宿に入る前にバケーションを兼ねて滞在するほどです。
気候的には夏冬しかなく寒暖差が激しい事で有名。
雨が降らなくても夏には湿度100%を記録するなど高温多湿です。
当然ながらインフラ整備も整っているため、屋内ではそれを感じさせる事はないでしょう。
「ドーハ」と「ドバイ」の違い
「ドーハ」と「ドバイ」の違いを、分かりやすく解説します。
ドーハはカタール国の首都でメガシティですが、一般的な大都市の範疇だと言っていいでしょう。
それに対してドバイはアラブ首長国連邦を構成する7つの首長国の1つにしか形式上はすぎません。
しかしドバイ首長国はドバイ市からのみで構成。
これにより実質的には都市国家として成立していると言えるでしょう。
またドーハは文化・教育に力を入れた都市ですが、ドバイは観光都市化を推進。
世界的なデザイナーによる建築物が建ち並ぶ未来都市の風貌を見せています。
気候的にはドバイは亜熱帯で砂漠気候、ドーハは亜熱帯気候で違いがあります。
まとめ
ドーハはカタール国の首都。
ドバイはアラブ首長国連邦を構成する7つの首長国の1つドバイ首長国にあたります。
大きな違いはドバイ市のみでドバイ首長国形成しており、都市国家である事だと言えるでしょう。
また都市の方向性としてはドーハは学術都市化を図っているのに対してドバイは観光都市に振り切った状態だと言えます。
人口差も大きくドバイは330万人が居住。
ドーハは外国人労働者を含めても240万人程度でした。
ワールドカップによるインフラ整備・建設特需の収まった現在ではその差は大きくなりつつあります。