この記事では、「なってます」と「なっています」の違いを分かりやすく説明していきます。
表現の差を学んでいきましょう。
「なってます」とは?
話し言葉で気になるのが、語尾のフレーズです。
同じ言葉でも、終わり方が悪いとちぐはぐに聞こえます。
「なってます」とは「なっている」の丁寧語のこと。
くだけたニュアンスもあるので、距離感の近い相手に使います。
あるものが変化した時に用いるので「奥歯が虫歯になってますね」や「雪だるまが水になってます」のように用います。
思いがけず、そう変わることをいいます。
「なっています」とは?
「なっています」も「なっている」に「です、ます」を付けた言い方です。
ただ「い」が補われているので、聞こえの良いフレーズになっています。
ニュース番組でアナウンサーが使えるくらい、フォーマルな表現です。
仕事先の方との会話文でも、使える言い方です。
こちらもある数字や状態になった際に使います。
「今年は花粉が多くなっています」や「本日は満席になっています」のように用います。
「なってます」と「なっています」の違い
「なってます」と「なっています」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもよく使う表現です。
ただ「なってます」は「い」が抜かれた、い抜き言葉にあたります。
国語の文法としては「い」を補うのが正解なので、「なっています」が正しい言い方になります。
パソコンで文書を作成する時、レポートを作る時は「なっています」を選ぶようにしましょう。
また「なってます」も言葉としては通じるので、会話文などでよく利用されています。
カフェでお客さんとお店の方が会話するシーンなど、親しみやすい場で使われています。
アットホームな会話では「なってます」、フォーマルな場では「なっています」と覚えておくといいでしょう。
まとめ
「なってます」と「なっています」の違いを分かりやすくお伝えしました。
それぞれの意味を知って、日本語の達人になってください。