「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」とは？
これは、また使ってほしいと思う気持ちを相手に伝える言葉です。
「また」は「再び」や「再度」という意味を持ちます。
また、「利用」は「使って役立てること」のような意味を持っているのです。
ここでは「利用」を「ご利用」に言い換えて、相手に敬意を示す形にしています。
また、「心より」は感情の強さを表現するものです。
ここでは「お待ち申し上げる」気持ちの強さを表現しています。
なお、「お待ち申し上げております」は「待っている」と謙譲語で言い換えたものなのです。
これらのことから、「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」が、また使ってほしいと思う気持ちを相手に伝える言葉であると分かるのです。
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、店舗に来客があったとします。
そしてその客は、店のサービスを利用した後に、お会計を支払ったのでした。
このような場合には、「それでは、またのご利用を心よりお待ち申し上げております」と述べるとよいでしょう。
これにより、また使ってもらいたいと思っている気持ちを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「お待ち申し上げております」の使い方に注意しましょう。
これは「お待ちしております」や「お待ち申し上げます」のほうが自然な表現になります。
「申し上げております」は、少し不自然な印象の表現になるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、少し言葉を加えてアレンジする事も可能です。
・『またのご利用を心よりお待ち申し上げております』
・『それでは、またのご利用を心よりお待ち申し上げております』
・『それでは、皆様のまたのご利用を心よりお待ち申し上げております』
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語での言いかえを説明します。
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」の類似表現
この言葉の類似表現には、「またのご利用を心からお待ち申し上げております」があります。
「心より」と「心から」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」の敬語表現
この言葉を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「またのご利用を心よりお待ちしております」のように言いかえできます。
まとめ
このように「またのご利用を心よりお待ち申し上げております」は、また使ってほしいと思う気持ちを相手に伝える言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
