ここでは「ご不明な点はございませんでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご不明な点はございませんでしょうか」とは？
「ご不明な点はございませんでしょうか」は、分からないことはありませんかという意味になる表現です。
一通りの説明を終えた後にこのように用いるという使い方になることが多く、「説明は以上になりますが、何かご不明な点はございませんでしょうか」のような用い方がよく見られます。
このような使い方をする表現のため、口語で用いることがほとんどになりますが、文章でも「上記の内容に対してご不明な点はございませんでしょうか。
ありましたら、ご返信いただけますと幸いです」などと使うことができます。
分からないことはないかと問う形になる表現なので、使われた側はそれがない時には無理に返事や返答をする必要はありません。
「ご不明な点はございませんでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご不明な点はございませんでしょうか」は、説明などが少し分かりにくかったかと思った時はもちろん、それがうまくできたという時にも定型的に用いることがあります。
特にビジネスシーンで何かの説明や発表になる場面では、一方的にそれを終わらせるといったことはしないもので、最後のこのような表現を使って分からなかったことはないかと訊ねるのが礼儀となります。
よって、定型的な使い方をすることも多く、このように伝えたはいいものの、いざ本当に質問などがあり、その回答に困るという場合もあるものです。
それではこの表現を使ったこと自体が台無しになってしまうので、ある程度予想される質問などがある時には、FAQのような形で答えられるように準備をしておくことが大切です。
「ご不明な点はございませんでしょうか」を使った例文
・『ここまでの内容でご不明な点はございませんでしょうか』
・『説明が長くなりましたが、何かご不明な点はございませんでしょうか』
「ご不明な点はございませんでしょうか」の類語や言い替え
・『疑問な点はございませんか』
この「疑問」としても、分からない点があればという意味の表現になります。
よって、言い替え表現に使うことができますが、「ご不明な〜」の方が丁寧な形になるため、多人数を相手にした何かの説明などの後にはそちらを使う方が合っています。
まとめ
「ご不明な点はございませんでしょうか」は、何か分からないことがあればという意味になります。
定型的に使うことも多いため、その質問などに答えられないといったことがないように、このように使う前に想定される範囲でFAQのようなものを作っておくといいでしょう。
