「物語の肝」とは?意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「物語の肝」は何を指す言葉なのでしょうか。

今回は、「物語の肝」の意味と類語について解説します。

「物語の肝」とは?意味

「物語の肝」とは、「物語作品において主題を引き立てる最も重要な部分」を意味する言葉です。

「物語の肝」の概要

物事において最も大事な所のことを慣用句で「肝」といいます。

「物語の肝」とは「物語作品の中で最も重要な部分」を意味しますが、具体的に何ページの何行目といった意味合いではなく物語の構成や仕掛けなど主題を読み解く上で強く影響する大事なところを指す言葉です。

作品中に登場する具体的な描写を指すこともありますが、一般的には表現技法や叙述テクニックなどを指します。

その部分をきちんと理解しておかないと物語の本質がわからないような部分が「物語の肝」であり、読んでいる人の中には意識せずに楽しむ人も大勢いますが物語の研究者からすると一番興味を惹かれる部分です。

「一人称視点の持ち主が犯人だった」「異なる時代の話だと思わせて実は同時進行の物語を描いていた」「舞台が外国なので主人公は周囲の人とのコミュニケーションが言葉の壁で制限されている」といったような物語作品の魅力や楽しみを生み出す原因になっている最も大切な部分が「物語の肝」に当たります。

まとめ

「物語の肝」は物語作品を読み解く上で最重要ポイントです。

作品研究には欠かせないものですが楽しむだけなら特に意識する必要はありません。

人によって解釈が分かれることもある点には注意しましょう。

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