社内ミーティングや会議の、切り出しに迷うことがあります。
「早速ですが」の正しい使い方を見ていきましょう。
「早速ですが」とは?
早速とは、素早くおこなう動作をあらわしています。
急ぎ足で駆け抜けるランナーのように、物事をすぐに実施することをいいます。
この場合は「ですが」と結んでいるので、この表現の後にメインとなる文を付け足していきます。
プレゼン時の「早速ですが、スクリーンをご覧ください」がひとつの例です。
「早速ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
プレゼンや会議の場で、単刀直入に切り出す時に用いられています。
社内スタッフを集めて緊急の打ち合わせをおこなう際など、すぐに議題について話し合いたい時に用いていきましょう。
一方で取引先の会社を訪問して「早速ですが」と話し始めると、上から目線に感じられます。
こちらからお願いして時間を見繕ってもらった場合は、場違いな表現になるので控えておきましょう。
目上の方には「本日はお忙しいところ、お時間を割いていただきありがとうございます」とお礼を述べてから、自然な流れで資料やパンフレットを出し、説明の時間に移していくといいでしょう。
効率を意識するあまり、ロボットのようなやり取りにならないよう気を付けておきましょう。
「早速ですが」を使った例文
・『早速ですが、昨日のシステムエラーについてご説明いたします』
・『時間が限られていますので、早速ですが会議を始めます』
「早速ですが」の類語や言い替え
「早速ですが」と似ている言い方に「突然ですが」もあります。
「早速ですが」よりもカジュアルな言い方で、前置きなしに伝えることを述べています。
驚かせるような発言をする時にも使われていて「突然ですが、〇〇さんが本日付けで退社する運びになりました」と社内発表する際にも使われています。
「早速ですが」と少々ニュアンスが異なるので覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「早速ではございますが」や「急かせてしまい申し訳ありませんが」が挙げられます。
「時間の都合上、冒頭のあいさつを割愛させていただきます」もあります。
シーンに応じて、選んでみてください。
まとめ
「早速ですが」をお伝えしました。
丁寧な表現を学んで、コミュニケーションの達人を目指しましょう。
