誰かに置いていかれたくない時、寂しさを感じる時に「ひとりにしないで」という言葉を口に出すことがあります。
「ひとりにしないで」という言葉の中には孤独や寂しさそして恋心といった気持ちを込めることができますが、今回はこの「ひとりにしないで」の花言葉を持つ植物を紹介します。
「ひとりにしないで」の花言葉を持つ花
「ひとりにしないで」の花言葉を持つ植物は「パンジー」です。
和名で三色菫と呼ばれる「パンジー」について説明します。
「パンジー」
11月から5月にかけて花を咲かせる「パンジー」は野生のスミレが交配してできたヨーロッパ原産の植物です。
少し俯き、物思いに耽る人の顔に見えることから思考、思想を意味するフランス語パンセ(pensee)にちなんで「パンジー」の名前がつけられたそうです。
「パンジー」は一つの茎に複数の花を咲かせる多花性の性質を持った植物で、群れて咲いているように見えることから「ひとりにしないで」という花言葉がつけられました。
「パンジー」はヨーロッパではバレンタインデーに贈る花の定番とされていて、「パンジー」を身につけていると異性からの愛情が得られると言い伝えられています。
「ひとりにしないで」に関連した花言葉を持つ花
「ひとりにしないで」に関連した花言葉を持つ植物に、「赤いカーネーション」、「ワスレナグサ」、「キンセンカ」があります。
それぞれの花言葉について説明していきます。
「赤いカーネーション」
カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の植物です。
カーネーションには「無垢で深い愛」という花言葉がありますが、特に「赤いカーネーション」には「母への愛」という花言葉があり、母の日の贈り物としても有名です。
またヨーロッパでは「赤いカーネーション」に「My heart aches for you. 」、意訳すると「会いたくてたまらない」という花言葉がつけられています。
「ワスレナグサ」
ムラサキ科ワスレナグサ属の「ワスレナグサ」は中世ドイツの恋人たちの悲恋物語に名前と花言葉「私を忘れないで」が由来しています。
「ワスレナグサ」は「私を忘れないで」の他に、「真実の愛」、「真実の友情」という花言葉も持っています。
「キンセンカ」
キク科キンセンカ属の「キンセンカ」は黄金色の盃の形をしていることから「キンセンカ(金盞花)」の名前がつけられました。
「別れの悲しみ」、「寂しさ」といった花言葉を持っていますが、ギリシア神話に出てくる太陽神アポロンに恋をした水の精の逸話に由来するそうです。
まとめ
恋心、寂しさなど「ひとりにしないで」という言葉には色々な思いを込めることができます。
自分の心にしっくりくる花言葉を選ぶ参考になさってください。