節分の飾りでも知られる「柊(ヒイラギ)」は、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
海外では台湾に見られ、国内では、福島県以南の太平洋側に生育します。
生け垣などにも利用されます。
花は5mm程で白く芳香があり、花期は10月から12月です。
果実は翌年の6月から7月に暗紫色に熟します。
今回は、「ヒイラギ」の花言葉について解説します。
「柊(ヒイラギ)」の花言葉
「用心深さ」「保護」「歓迎」「剛直」などがあります。
相反する意味が含まれるため、贈る時は意味を正しく伝えましょう。
「用心深さ」
「ヒイラギ」の特徴といえば、トゲトゲした葉です。
触れば痛いので、防犯としても多少の効果が期待出来ます。
勿論、本気で入ろうとする人は防げませんが、面倒と思わせるだけでも効果はあります。
そんなところから付いた花言葉です。
同じ由来で「先見の明」という花言葉もあります。
何事も用心深く、忘れ物や遅刻と無縁な友人へ贈るのに向きます。
防犯や防災対策グッズの売り場ディスプレイにも合うでしょう。
スマホの待ち受けにして、心の弛みがないか意識するのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、病的に心配してしまう人です。
用心深さは足りているので、リラックスを勧めましょう。
「保護」
「ヒイラギ」のトゲは、自らを守るものです。
身動き出来ない植物の防御手段で、毒と双璧をなすのがトゲです。
不用意に近付いてトゲの痛さを覚えた動物は、二度とは近付かないでしょう。
そんなところから付いた花言葉です。
同じ由来で「あなたを守る」という花言葉もあります。
子供に贈るのに向く花言葉です。
文化財や天然記念物を守る仕事をする人にも向きます。
この花言葉が合わないのは、対等な関係にある人です。
保護関係のままでは、対等になれません。
「歓迎」
「ヒイラギ」の、香りの良い花を咲かる、友好的な性質から付いた花言葉です。
また、節分に飾りますが、オニを追い払いつつ、福は歓迎します。
更に、翌日は立春で、春の歓迎という意味でも合います。
新入社員や新たなチームメイトなどへ贈るのに向きます。
但し、他の花言葉の意味は、必ずしも友好的ではなく、トゲ自体にも拒絶のイメージがあるため、歓迎の意図は、はっきり伝えましょう。
「剛直」
葉ばかりに注目される「ヒイラギ」ですが、材としても有用で、工具の柄にも用いられる丈夫さがあります。
そんな性質から付いた花言葉です。
心身が丈夫で、少々力業でも物事を解決できる友人や同僚に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、考え方が固いだけの人です。
「剛」のパワフルさが足りません。
「柊(ヒイラギ)」の豆知識
「ヒイラギ」にはクリスマス飾りのイメージがありますが、そちらは「セイヨウヒイラギ」という全く別の植物です。
果実の色や時期、葉の付き方などから見分けられます。
まとめ
「ヒイラギ」は、なじみ深い植物です。
花言葉を知れば、更に理解が深まるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。