本記事では、「せっつく」の言い換え語を解説します。
「せっつく」とは?どんな言葉
「せっつく」は漢字で表記されません。
理由は、相手を「しきりに促す、しつこく催促する」と意味の「せつく」の口語体だからです。
「せつく」を漢字で書くと「責付く」となります。
「責め」+「付ける」や、「責任」+「付与」といったニュアンスから、急かし促す様子、またその理由が見えてくるものです。
ビジネスでも使える「せっつく」の言い換えのお勧め
ここでは「せっつく」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「催促する」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「催促する」は「さいそくする」と読み、物事を速やかに進ませるよう促すことを意味する言葉です。
ビジネスシーンで再三に渡る連絡や依頼の際、「催促するようで申し訳ございません」といった表現がよく用いられています。
「急かす」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「急かす」は「せかす」と読み、相手を急がせる様子表現しています。
「急かすようで申し訳ございません」といった言い方で相手に伝えることがよくありますが、自分の都合で急いで欲しい場面で使われる傾向があります。
「促す」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「促す」は「うながす」と読み、「そうなるように求める」というニュアンスの言葉です。
例えば、「資料の提出を促す」や、「社内環境の改善を促す」といった使い方があります。
「催促する」や「急かす」といった言葉よりも、相手を敬いつつ求めるといったニュアンスが感じられるため、覚えておくと役に立つでしょう。
「せっつく」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「せっつく」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「急がせる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
相手に、とにかく急いで欲しい場面で、シンプルな表現として「急がせる」がよく使われます。
例えば「電車の時間が間に合わないから急がせて」と“せっつく”場面がよくあります。
「煽る」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「煽る」は「あおる」と読みます。
最近では、一部のドライバーによる「煽り運転」という、モラルの欠けた非常に危険な行動が社会問題となっています。
まとめ
「せっつく」は、「責付く」を発音しやすく変化させた口語体の言葉です。
相手に対して「急ぎ行動に移して欲しい」といった場面でよく使われている言葉です。
ビジネスシーンで使われることは殆どなく、言い換えと共に、相手に失礼のないよう配慮された表現で伝えられています。