本記事では、「してしまった」の言い換え語を解説します。
「してしまった」とは?どんな言葉
「してしまった」とは、動詞に続けて使い、物事を完了させたことを意味します。
多くは意図せず悪い事象が起きた場合に使います。
例えば「プレゼンするための資料を忘れてしまったが、臨機応変に対応した」のように使います。
他に、完了した出来事に対して、後悔や残念な気持ちを表現するときに使います。
「急いでいるのに、道を間違えてしまった」など。
ビジネスでも使える「してしまった」の言い換えのお勧め
ここでは「してしまった」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「してしまいました」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「してしまった」の丁寧語です。
相手を選ばずに使えます。
「してしまった」よりもビジネスで使いやすい言葉です。
「メールを返信するのを失念していました」のように使います。
より丁寧な表現ですと「失念しておりました」になります。
「してしまいます」
◆ 使い方やニュアンスの違い
近い未来やある時点で動作が完了することを意味しています。
「明日は早起きしないと遅れてしまう」のように使います。
動詞の前に「つい」「しょっちゅう」などを付けると、常習的な意味が含まれます。
「つい二度寝をしてしまう」など。
「なさった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「してしまった」の尊敬語です。
相手を敬う時に使います。
「取引先はきっと満足なさったことでしょう」などと使い、「してしまった」と違い、後悔や残念のニュアンスはありません。
「してしまった」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「してしまった」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「やってしまった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「してしまった」とほぼ同義です。
ビジネスではあまり使われません。
「人に仕事を振らずに自分で全部やってしまった」などと使います。
「やってしまった」の丁寧語は「やってしまいました」です。
「しちゃった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「してしまった」の口語的な表現です。
ビジネスには向きません。
親しい人に対して使いましょう。
使い方によっては、悪い結果を招いてしまったことに対して、後悔や残念な気持ちが相手に伝わらない場合がありますので注意してください。
「失敗しちゃった」のように使います。
「やっちゃった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「しちゃった」と同様に口語的な表現です。
「彼はそれをやっちゃったらしい」などと使います。
まとめ
「してしまった」の言い換えは、敬語からカジュアルまで幾つも存在しています。
場面によって検討し、使い分けるのが良いでしょう。
