本記事では、「ややこしい」の言い換え語を解説します。
「ややこしい」とは?どんな言葉
「ややこしい」という言葉は、「事情が込み入っていて面倒である」さまや「物事が複雑でわずらわしい」様子などを表し、元々は「赤子」を意味する「ややこ」を扱うのは難しい、という意味合いで使われ始めた文言です。
ビジネスでも使える「ややこしい」の言い換えのお勧め
ここでは「ややこしい」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「無秩序(むちつじょ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「秩序がない」さまや「順序や筋道などが正しくない」様子を表し、主に社会や集団などが望ましくない状態である、という意味合いで使われる文言です。
「一筋縄では行かない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「普通のやり方ではうまくできない」さまや「従来通りの方法では前に進めない」様子などを表す言葉で、自分が思っていたようにはうまくいかない状態を示す慣用表現になります。
「要領を得ない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「要点がつかめない」さまや「重要なポイントがはっきりしない」様子などを表す慣用句で、物事の大体のところは分かるものの、大事な点は把握していないという意味合いの表現になります。
「支離滅裂(しりめつれつ)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
話にまとまりがなく一貫性に欠けている状態を表す言葉で、「まったく筋道が立っていない」さまや「言葉と行動がひとつも一致していない」様子などを示す四字熟語になります。
「ややこしい」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「ややこしい」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「こんがらがった」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は「からまった糸がもつれてほどけなくなる」という意味合いの言葉で、転じて「物事が入り組んで混乱する」さまや「全体の関係性が複雑になる」様子などを表す比ゆ表現になります。
「収拾(しゅうしゅう)がつかない」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「混乱していて落ち着きのない」さまや「物事が入り乱れてまとまりのない」様子などを示す言葉で、「収拾」という語は「収集」と誤表記されることが多い文言になりますので注意が必要です。
「めちゃくちゃ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「まったく理屈にかなっていない」さまや「どうにもならないほどこわれている」様子などを表し、「めちゃめちゃ」という語もほぼ同様の意味合いで用いられる表現です。
「紛らわしい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「とても似ていて区別がしにくい」さまや「間違えやすいほど同じような見た目である」様子などを表し、複数ある物が類似しているため、区別や判別がつきにくい、という意味合いの文言になります。
まとめ
「ややこしい」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。