「サイド バイ サイド」とは?意味や特徴や概要、(バドミントン用語)の言葉の使い方など分かりやすく解釈

バドミントン用語のひとつに「サイド バイ サイド」という言葉があります。

ダブルスで使われる言葉ですが具体的にはどのような意味なのでしょうか。

今回は、バドミントン用語「サイド バイ サイド」の意味と関連用語について解説します。

「サイド バイ サイド」とは?意味

「サイド バイ サイド」とは、「バドミントンのダブルスにおいてコートを縦に分割し左右それぞれをプレーヤーが受け持つ陣形」を指すバドミントン用語です。

「サイド バイ サイド」の概要

一人でコートのすべてをカバーするシングルスとは違い、二人でコートをカバーするダブルスではどのように受け持ちエリアを分けるかを決める陣形が戦術的に重要な意味をもちます。

陣形により攻撃性が高まったり守備を重視したりとプレーそのものにもはっきりとした違いが表れます。

ダブルスの陣形のうち「コートに二人の選手が横並びに立ち左右半面をそれぞれ担当する陣形」「サイド バイ サイド」といいます。

各プレーヤーは縦に分割されたコートの半面を受け持つので左右移動は少なく前後移動が必要になります。

バドミントンでは手の届かない左右を広く使われるショットを撃たれると失点につながりやすいのですが「サイド バイ サイド」では左右に分かれて立っているため両脇を抜かれるリスクを抑えられるというメリットがあります。

失点を押さえやすい守備的な陣形でありしっかり守りながらラリーの中で相手のミスを誘うような粘りのプレーに向いています。

二人のプレーヤーが左右並行に立つので壁のように相手の攻撃を阻むのに向いている半面、前後の位置取りによる時間差攻撃が機能しないというデメリットがあります。

相手のショットに対応するタイミングは二人のプレーヤーでおなじになってしまうので前衛が早いタイミングでリターンを返して得点につなげるような速攻型の戦術には向いていません。

立ち位置も基本的にはコートの中央部分になるのでリターンのリズムが単調になりやすくフェイントや強弱をつけたショットによる駆け引きも不向きな陣形です。

「サイド バイ サイド」ははっきりとした守備型の陣形です。

相手の攻撃をしのいで体勢を立て直したい時間帯に用いられることが多く、相手を疲労させたりショットのクセを見抜いたりして勝利への道筋を見出したい時に強みを発揮します。

技術的には前後のステップを要求されますが選手の体格に依存しない安定性の高い陣形です。

「サイド バイ サイド」の言葉の使い方や使われ方

・『サイド バイ サイドで守りを固める』
・『この時間帯はサイド バイ サイドでしのぐべきだ』
・『サイド バイ サイドはラリーが長くなりやすい』
・『相手チームのサイド バイ サイドを崩すためにショットを工夫する』

「サイド バイ サイド」の関連語

・トップ アンド バック
「コートを前後に分割し二人のプレーヤーが前後それぞれのエリアを受け持つダブルスの陣形」を意味するバドミントン用語です。

「サイド バイ サイド」が左右に分かれるのに対しこちらは前後に分かれます。

前衛と後衛で攻守を分担できるので多彩な攻撃が仕掛けられる攻撃的な陣形です。

まとめ

さまざまなダブルスの陣形の中で「サイド バイ サイド」は守備力に優れる安定したスタイルです。

初心者から上級者まで広く使われているテクニックなのでダブルスの成績向上をめざすなら使いこなせるようになりましょう。

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