この記事では、「お願い事項」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「お願い事項」という言葉の意味
「依頼」や「要望」などを表す「お願い」という語と、「物事の中のひとつひとつの事柄」を表す「事項(じこう)」という語を組み合わせた「お願い事項」という言葉は、ビジネスシーンや日常会話などでよく使われている文言で、ある人たちに特定の事柄を依頼するための内容をひとつずつ並べたものを指して用いられています。
少々固いニュアンスを含む「事項」という言葉によって、幅広い場面で使うことができる文言です。
「お願い事項」という言葉の1つ目の意味は、「他人に対してこうしてほしいと願う事柄」です。
2つ目は「一般に広く周知したい内容」などという意味合いで使われています。
「お願い事項」の類語や言い換え
「お願い事項」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『お願い事』
「こうあってほしいと望む」内容や、「他人に対して要求する事柄」などを表し、主に神さまや仏さまなどに祈願(きがん)する事柄を指して用いられる文言です。
・『依頼項目』
特定の事柄などを誰かに行ってもらうように頼む際に用いられる言葉で、「依頼する内容の詳細」や「頼む事柄の手順ややり方」などを表す言葉になります。
・『要望書(ようぼうしょ)』
ある物事や事柄などを実現させるために特定の機関や組織などに提出する書類などを示す言葉で、「叶えてほしい内容が記された書類」や「依頼する内容が並べられた文書」などを表す表現になります。
・『案件(あんけん)』
実務において問題になっている事柄などを表し、「解決したり決定すべき事柄」や「取り扱いの対象となっている物事」などを示す言葉として用いられています。
「お願い事項」の類義語
「お願い事項」の類義語は以下の通りになります。
・『申入れ内容』
「相手に通告したい事柄を並べた中身」や「してほしい事柄の詳細」などを表す言葉で、要求する事柄を羅列(られつ)して記した内容などを指して用いられる表現になります。
・『嘆願書(たんがんしょ)』
問題点や修正箇所などの改善してほしい内容を書き記した正式文書を指して用いられており、「依頼内容を記した文書」や「特定の事柄の実現を願うための要求書類」などを表す文言です。
・『届出(とどけで)事項』
学校や役所などに正式にお願いしたいことを書き記した内容を表し、「お願いする事柄」や「届け出る内容の詳細」などを表す言葉になります。
・『申し出(もうしで)』
主に口頭や書面などで自分の意志や意向などを団体の責任者や個人に知らせることを表し、「意見や希望などを伝える」さまや「お願いしたい内容を正式に伝える」様子など表しています。
まとめ
今回は「お願い事項」という言葉について紹介しました。
「お願い事項」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。