「むしろ」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「むしろ」とは?
「むしろ」は、二つを比較して望ましい選択肢を示すような場面で使用できる言葉です。
これは「Aよりも、むしろBのほうが望ましい」のように使用できます。
このようにすると、二つの選択肢を比較して、Bのほうが望ましいという事を表現できるのです。
つまり、この「むしろ」という言葉を使用する際には、比較対象が二つ必要になると言えます。
そして、望ましくないほうを先に述べ、より望ましい対象を「むしろ」の後に述べるように使用するのです。
このようにすると、二つの比較対象を上手に言い表せるのです。
これらのことから、「むしろ」が、二つを比較して望ましい選択肢を示すような場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「むしろ」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「むしろ」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある会議で事業の継続可否を議論していたとします。
周囲は事業の中止を主張していましたが、あなたは拡大するべきだと考えていたのでした。
このような場合には、「中止するよりも、むしろ拡大するべきです」と述べるとよいでしょう。
これにより、中止よりも拡大が望ましい選択肢であることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「むしろ」の使い方に注意しましょう。
これは漢字で「寧ろ」を表記できます。
また、「いっそ」などの類似表現で置き換えて使用する事も可能です。
このように、同じような意味でも、複数の方法で表現できる事が分かります。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「むしろ」を使った例文
「むしろ」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に比較対象を述べるようにすると、自然な印象の表現にできるのです。
・『あきらめるくらいなら、むしろ当社に任せてください』
・『案件を受注するよりも、むしろ発注するほうが大切です』
・『中止するくらいなら、むしろ初めから実施するべきではない』
「むしろ」の類語と敬語での言いかえ
「むしろ」の類語と敬語を解説していきます。
「むしろ」の類似表現
「むしろ」の類似表現には、「いっそのこと」があります。
「むしろ」と「いっそのこと」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「むしろ」の敬語表現
「むしろ」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、組み合わせる言葉で表現するべきなのです。
たとえば、「むしろ任せてください」とすれば、尊敬語を用いた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように「むしろ」は、二つを比較して望ましい選択肢を示すような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。