「色々と」の敬語とは?言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「色々と」の意とは何?

この語句を敬語表現に変える方法や使用例、別の語句への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。

このフレーズの意

この語句は「色々」「と」で成り立っています。

この「色々」にはいくつかの意があり、「色々と」という語句にも大きく影響しています。

「色々」の1つ目の意として使われるのは「種類が多いさま」の意です。

この場合の「色々」は形容動詞として扱われます。

この「色々」「と」が付くことで「色々と(何かをした)」というニュアンスが含まれることになります。

2つ目の意としては「あれこれと」という意があり、これは副詞として用いられます。

「色々と」という形になる時はこの「あれこれと(~した)」という意が使用されます。

また「色々と」も副詞です。

なお、日常会話で使用する時は「色々ありがとう」という風に「と」を省けます。

3つ目の意としては読んで字のごとく「様々な色」の意で、こちらは名詞として用いられます。

この場合は「と」は付かず、「色々」に対する意となります。

このフレーズの敬語での使い方や表現方法

この語句自体は敬語ではありません。

よって敬語表現にするには、この語句が含まれる文全体で考え、敬語を含む文章であれば敬語表現として扱えます。

例えば、「色々と試してみた」という文章を「色々と試してみました」とすることで丁寧語表現にできます。

また、この語句は敬語ではなく、重ね言葉に該当します。

重ね言葉は繰り返すという意味から冠婚葬祭の場面で使用することはタブーとなっている語句です。

ただし、例えば「色々とありがとうございました」のように日常会話での使用は許されていますが、上司や目上の人には別の敬語表現に言い替えることを推奨します。

なお、日常会話で許されるこの語句の敬語表現もビジネスメールなどでの使用は避けてください。

このフレーズの言い換えや使用例

・『諸々』【もろもろ】
・『様々』【さまざま】
この語句は敬語表現でも使用は避けるようにと上述しましたが、ではビジネスメールではどうすればよいかと言いますと、「諸々」に言い替えて使うのが最も手っ取り早い方法です。

この語句と「諸々」は意味的な違いはありませんので、そのまま言い換えれば大丈夫です。

「様々」は実際にある物や人を指して使います。

また、この語句は日常会話では使用せず、文章として使います。

まとめ

このフレーズの使い方には制限が多いように感じたかもしれませんが、基本はこの語句の敬語表現は会話では使用可能です。

しかしビジネスメールでの使用は不可で、使用したい場合は「諸々」に言い替えて使いましょう。

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