この記事では、「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」とは?意味
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」は、目上の人に対してこちらの事情を汲んで欲しいとお願いする丁寧な表現です。
「ご理解」の「ご」は尊敬語・美化語の接頭辞、「ほど」はものごとを遠回しに言う意味、「お願い」の「お」は謙譲語の接頭辞、「いたします」は動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形に丁寧語「ます」が付いた語です。
「分かって下さい」とお願いする意味をやらわげる表現で、目上の人や取引先などに使えます。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、こちらの事情で予定や計画が変更になった時です。
2つ目は、天候不順や災害、社会情勢やむを得ない事情により、予定や計画が変更になった時です。
3つ目は、やむを得ない事情により、商品やサービスの価格や契約などに変更が生じる場合です。
相手に迷惑をかける可能性が高いので、必ず「大変恐縮でございますが」などのクッション言葉を使いましょう。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします』
・『大変お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします』
・『大変申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします』
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の類語や言いかえ
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご了承いただけますようお願いいたします」
「了承」は「事情をくんで納得すること」という意味で、「理解」よりも一方的な意味をやわらげます。
「ご理解賜りますと幸いです」
「賜る(たまわる)」は「もらう」の謙譲語で「目上の人から物をもらう」という意味、「幸いです」は「嬉しく思います」という意味で、より丁寧になります。
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の英語表現
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」の英語表現は以下の通りです。
“Your understanding is greatly appreciated.”
「あなたのご理解を非常にありがたく思います」になります。
とても丁寧な表現ですが、英文のビジネスメールではよく使われます。
まとめ
今回は「ご理解のほどよろしくお願いいたします」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。