本記事では、「むしろ」の言い換え語を解説します。
「むしろ」とはどんな言葉で、どういう場面で使われるのでしょうか。
ここでは「むしろ」の言い換えとしておすすめの言葉や、類語や類義語、英語での言い方を紹介します。
「むしろ」とは?どんな言葉
「むしろ」とは、二つ以上の事柄を比較して、一方を選ぶ気持ちや、予想に反しての意味を表す副詞です。
例えば、「りんごよりむしろみかんの方が好きだ」のように使われます。
話し言葉や文語的な表現としても用いられます。
「むしろ」の言い換えのおすすめ
ここでは、「むしろ」の言い換えのおすすめを紹介します。
「それどころか」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「それどころか」とは、より強く反対や否定の意味を表します。
予想に反する事実や結果を示すときに使われます。
例えば、「彼は怒っていると思ったが、それどころか笑っていた」のように使われます。
「却って」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「却って」とは、より反対に、予期に反しての意味を表します。
努力や試みが逆効果になることを示すときに使われます。
例えば、「彼は勉強したが、却って成績が下がった」のように使われます。
「いっそ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「いっそ」とは、より思い切って、それまでとは違った方向に進む気持ちを表します。
人の意志を示す文が続くときに使われます。
例えば、「団体でぞろぞろ歩くくらいならいっそ旅行はやめにしよう」のように使われます。
「むしろ」の類語や類義語・英語での言い換え
ここでは、「むしろ」の類語や類義語・英語での言い換えを紹介します。
「rather」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「rather」とは、「むしろ」や「それどころか」「却って」「いっそ」に相当する英語です。
例えば、「I prefer oranges rather than apples(私はりんごよりむしろみかんの方が好きだ)」のように使われます。
「と言うより」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「と言うより」とは、より正確に表現するときに使われます。
また、前述の事柄を否定して、後述の事柄を肯定するときに使われます。
例えば、「彼は研究室というより談話室だ」「彼女は友達というより家族だ」のように使われます。
「その分」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その分」とは、より前述の事柄が後述の事柄に影響を与えることを表します。
前述の事柄が不利なことであっても、後述の事柄が有利なことであるときに使われます。
例えば、「彼は頭が悪いが、その分努力家だ」のように使われます。
まとめ
この記事では、「むしろ」という言葉の言い換えや類語、英語などを紹介しました。
同じ意味でも使い方やニュアンスに違いがあることも知っておくと良いでしょう。
ここで紹介した言葉を使って、相手に合わせて適切に表現することができれば、より効果的にコミュニケーションを取ることができるでしょう。