「伺っておりましたでしょうか」とは?
ビジネスでのる使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「伺っておりましたでしょうか」とは?
これは、既に聞いていたかを相手に尋ねる言葉です。
これは、相手が聞いていたことではなく、自分が聞いていいたことを表現しています。
「伺う」が「聞く」を意味する謙譲語です。
そして謙譲語は、自分の行為に対して使用する言葉になっているのです。
なお、「伺う」を「伺っている」にすれば現在進行形になります。
ここで語尾を「おりました」にすると、謙譲語と丁寧語を用いた過去形の表現になるのです。
さらに、ここでは語尾を疑問文にしています。
しかしこれは冗長であり、「伺っておりましたか」などに置き換えて使用するとよいでしょう。
これらのことから、この言葉が、既に聞いていたかを相手に尋ねる言葉であると分かるのです。
「伺っておりましたでしょうか」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、部長から仕事の話を受けたとします。
しかし部長の話しぶりからすると、一度あなたに伝達済であるかのように聞こえるのでした。
このような状況で、「その仕事の話は、既に伺っておりましたでしょうか」と言うとよいでしょう。
これによって、自分が既に聞いていたのかということを、上手に質問できるのです。
この言葉を使うときは、疑問文の語尾に注意するべきです。
これは「伺っておりましたか」にすると、シンプルな疑問文にできます。
また、これを「伺っていましたか」のように言い換える手段もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「伺っておりましたでしょうか」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し説明を加えると、分かりやすい疑問文にできるのです。
・『その件に関して、当社は事前に伺っておりましたでしょうか』
・『その仕事の内容について、私は既に伺っておりましたでしょうか』
・『そのような要件に関して、我々は以前から伺っておりましたでしょうか』
「伺っておりましたでしょうか」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「伺っておりましたでしょうか」の類似表現
たとえば、「聞いておりましたでしょうか」が類似表現になります。
このように「聞いておりました」に言い換えても、同じような意味で成立するのです。
「伺っておりましたでしょうか」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「伺っていましたか」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、既に聞いていたかを相手に尋ねるために、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
