この記事では、「オーバーウエスト」の意味を分かりやすく説明していきます。
「オーバーウエスト」とは?
サービスについての重要なルールです。
サービスとは、サーブのことで、レシーバーに向かって最初にシャトルを打ち込むショットです。
サーブは、「ロングサーブ」、「ショートサーブ」、「ピンサーブ」の3種類があります。
「オーバーウエスト」は、和製英語で、腰より上を指す言葉です。
サービスを打つときには、ラケットでシャトルを打つときに、シャトル全体がサーバー(サーブを打つ人)のウエストよりも下になくてはいけないというルールがありました。
テニスをするときのように振りかぶってサーブすると、違反になってしまいます。
「ウエスト」と言っても、どこにあたるのかが議論になっていて、何度か変更されてきました。
肋骨の一番下の部分を指していたり、腕を下げて肘を直角に曲げた時の一番下のラインを指していたりしました。
肋骨の一番下の部分よりも、上にある場合には、「オーバーウエスト」となり、反則になります。
また、ほかの言い方では、「アバブ・ザ・ウエスト」ともいいます。
「オーバーウエスト」の概要
ウエストの位置に対して、何度か議論がありましたが、ウエストより上でシャトルを打ってしまった場合には、「オーバーウエスト」として反則とされていました。
2019年4月から、サービスのルールが変更され、ウエストより下というルールから、1. 15m以下という基準になりました。
いままでは、背の高い選手のほうが、ウエストの位置も高いことから、高いサーブが打てるので有利だとされていました。
1.15mという共通した基準が出来たので、ウエストの位置が分かりにくいことは解消されました。
「オーバーウエスト」の言葉の使い方や使われ方
日本で、バドミントンの試合などをするときに使われます。
国際ルールでも低い位置から打つというルールがありますが、サービスのフォルトと言われるだけで、特に呼び名はありません。
「オーバーウエスト」の関連語
関連する言葉に、「アバブ・ザ・ウエスト」があります。
この言葉は、「オーバーウエスト」と同じ意味です。
また、同じくサーブに関する言葉で、「アバブ・ザ・ハンド」があります。
これは、サービスを打つ時に、ラケット及びシャフトを下向きにするというルールがあったことから、そのルールに違反するときに使われた言葉です。
このルールも、2019年4月に無くなりました。
ラケットのシャフト(棒)がシャトルを打つ時に下向きなら良いことになっています。
まとめ
「オーバーウエスト」は、サービスをするときに、ウエストよりも上でシャトルを打ってしまった時に使う言葉でした。
以前は、選手それぞれのウエストの高さを基準にしていましたが、1. 15m以下に改定されました。
ルールが変わったことで、新しいサーブのフォームも作られていくかもしれません。