本記事では、「一生懸命」の言い換え語を解説します。
「一生懸命」とは?どんな言葉
「一生懸命」という言葉は、「命をかけて物事に取り組む」さまや「いちずな気持ちで物事にあたる」様子などを表し、「命がけで領地を守り、生計を立てる」という意味合いの「一所懸命(いっしょけんめい)」という語から派生した文言になります。
ビジネスでも使える「一生懸命」の言い換えのお勧め
ここでは「一生懸命」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「身を捧(ささ)げる」
◆ 使い方やニュアンスの違い
文字が示すとおり「自分がもっているすべてを相手にさしだす」という意味合いの言葉で、転じて「相手のために奉仕する」さまや「相手に忠誠を誓う」様子などを表す文言になります。
「鋭意(えいい)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「ある物事に集中して取り組んでいる」さまや「真剣に力を注いでいる」様子などを表し、ビジネスメールなどでは「鋭意対応中でございます」や「鋭意努力いたします」などという表記で用いられる表現になります。
「一心不乱(いっしんふらん)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
本来は仏教用語で、「心を1つにして雑念を捨て、仏に帰依(きえ)する」という意味合いで使われていた言葉で、「ひとつのことに心を集中してある事に取り組む」さまや「目標を達成するために必死に頑張っている」様子などを示す表現です。
「心血(しんけつ)を注ぐ」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「持てる力の全て使って物事を行う」さまや「全身全霊をかけてある行為に取り組む」様子などを表し、心身の力のありったけを尽くして全力で物事にあたる、という意味合いの文言になります。
「一生懸命」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「一生懸命」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「せっせと」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「休まずに熱心に仕事に取り組む」さまや「わきめもふらずにひとつの事に集中する」様子などを表す言葉で、少々急ぎながら何かに取り組んでいる状態を示す表現になります。
「一途(いちず)に」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「他の事には目もくれずにひとつの事だけに打ち込む」さまや「ひたむきにある思いを持ち続ける」様子などを表し、「誠実」や「一筋」などという語と置き換えることができる文言です。
「ベストを尽くす」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「全力を出し切って物事に取り組む」さまや「目的を果たすためにできる限りの努力を惜しまない」様子などを表し、「最高」や「一番」などという意味の英単語「best」を由来とする文言になります。
まとめ
「一生懸命」の言い換えは、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで使える語がいくつも存在しています。
それぞれの言い回しには微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する際の状況などによって使い分けることをおすすめします。
