ここでは「お時間いただけますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お時間いただけますでしょうか」とは?
「お時間いただけますでしょうか」は、少し時間をとってもらいたいと伝えるために使う表現です。
口語、文章のどちらでも使われており、前者ではその相手に直接「この後お時間いただけますでしょうか」といったように用いることが多いです。
後者の文章になる場合、「当日お会いしました際、少しお時間いただけますでしょうか」などと使うことができ、どちらもこのように使った側のためにその場で時間をとって欲しいと言っています。
どれくらいの時間が欲しいのかと先の「少し」のようにつけて使うことも多く、「1時間ほどお時間いただけますでしょうか」のように、具体的なその時間を一緒に伝えて使うこともできます。
「お時間いただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お時間いただけますでしょうか」は、そうしてもらえないかといった問い掛けになる表現のため、相手からの返答を待たないといけないシーンがあります。
そうしてくださいというニュアンスで使われる表現のため、必ずしもそれが必要という訳ではありませんが、その場で直接面等向かって使った場合はすぐにその返事が分かるのでいいものの、文章でこれから先のことについて伝えた時には返答次第で、それをとってもらえないこともあります。
時には1時間は無理だが30分程度なら、といったような返事をもらうこともあり、こちらの望んだ通りに時間をとってもらえるとは限らないと考えておかないといけません。
「お時間いただけますでしょうか」を使った例文
・『よろしければ、この後少々お時間いただけますでしょうか』
・『そちらでお会いしました際に、10分ほどお時間いただけますでしょうか』
「お時間いただけますでしょうか」の類語や言い替え
・『ご都合よろしいでしょうか』
直接時間をとって欲しいとは言っていませんが、都合をつけて欲しいという意味になり、実質的に同様の意味として使われている表現です。
よって、「この後お時間いただけますでしょうか」は「この後ご都合よろしいでしょうか」と言い替えることができますが、この前に「少し」や「少々」とつけて使うには向きませんが、「1時間」などと具体的な時間を示して使う場合は問題ありません。
まとめ
「お時間いただけますでしょうか」は、自分のために時間をとって欲しいという意味で使う表現です。
それをどれくらいとつけて使うことも多く、相手がそれを了承してくれるかどうかはまた別ですが、そうして欲しいという意図を明確に伝えることができます。
