本記事では、「素晴らしい」の言い換え語を解説します。
「素晴らしい」の意味
「素晴らしい」とは?どんな言葉
「素晴らしい」は、「人や物などを誉める時の言葉」です。
その人物がずば抜けて優秀であったり、ある物の出来栄えが見事で大きな感銘を受けた時などに使われます。
「素晴らしい」の語源は、「窄る(すばる)」という語で「狭くなる・縮まる」という意味です。
「すばる」の形容詞形が「すばらしい」ですが、江戸時代には「肩身が狭い」「ひどい」という悪い意味で使われ、「みすぼらしい」の語源にもなっています。
次第に、言葉を強調する意味の接頭辞「素」と「晴らし」という漢字があてはめられ、「優れている」という良い意味に変化しました。
ほめる意味の感嘆詞としてビジネスでもこのまま使えます。
ビジネスでも使える「素晴らしい」の言い換えのお勧め
ここでは「素晴らしい」のビジネスでの言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「他に類を見ない(たにるいをみない)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「今話題にしているもののほかに、似ているものを見たことがない」、つまり「他にないほど優れている」という意味です。
「類」は「同じ種類であったり、似ているもの」という意味です。
「称賛に値する(しょうさんにあたいする)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「その人の行動や考え方がこの上なく優れていたり、好ましいとして、ほめたたえるべきである」という意味です。
「称賛」は「ほめたたえるべきこと」という意味、「値する」は「それだけの値打ちがある」という意味です。
因みに「賞賛」も「しょうさん」と読みますが、こちらは「ほうびを与えてほめたたえる」という意味で使われることが多くなります。
「卓越した(たくえつした)」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「群を抜いて優れていること」という意味です。
「卓」は「ひときわ高く抜きんでている」という意味、「越」は「ものごとの範囲・程度から抜きんでている」という意味、どちらも「優れている」という意味の語を続けることで、意味を強調しています。
「素晴らしい」のカジュアルな言い換えのお勧め
ここでは「素晴らしい」のカジュアルな言い換えのお勧めを詳しく紹介します。
「超ナイス」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「非常に素晴らしい」という意味の俗語です。
「超」は「程度が優れていること」という意味です。
「ヤバい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「優れていてひときわ目立つ様子」という意味の俗語です。
元は「法に触れるなどして危険な様子」「具合が悪い様子」という意味でしたが、転じて「鳥肌が立つほど優れている」という意味で使われています。
「エグい」
◆ 使い方やニュアンスの違い
「際立って素晴らしい」という意味の若者言葉です。
元は「アクが強い」という意味でしたが、転じて「個性的で優れている」という意味で使われています。
まとめ
今回は「素晴らしい」について紹介しました。
「素晴らしい」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。